蜘蛛手

 14

 俺は羞恥でモジモジと見悶える。
 何度犯されても、羞恥がなくなるわけではない。

 下半身を丸出しにして、リングを嵌めたチンポを勃てているのが恥ずかしくないはずなかった。

「ほら、皆にちゃんとお願いしろよ」

「ぼっ、僕のっ……淫乱な…け、ケツマンコに…皆さんのおチンポを…いっぱい嵌めて……可愛がってください」

 いつ言わされても恥ずかしい言葉だった。

 しかし、上野はこれを言うまで許してはくれなかった。

「だってさ。さあ、今日はあんたが一番最初だな。ゴムはちゃんとつけてるな。一発につき一本だからな」

 すでに白髪が入り交じっている初老の男は上野に万札を払うと、即座に俺のアナルにペニスをぶち込んできた。

 もう慣れたように、男達が俺の口を塞ぐ。

「ハアハア……たまんないよ。君の……おまんこっ……気持ちいい……」

 初老とは思えないほど、剛直なペニスがズンズンと俺の奥まで突き上げる。

「ンンッ……ふぅんんっ……うっんんっ!!」

 快感に躯が震える。

「ったく、電車の中で犯されるのが感じるなんて、とんだ淫乱になったものだよな」

 そう俺はすかっり電車の中の痴漢プレイに一番興奮する変態になってしまっていた。

 初老の男のペニスをアナルに銜えながら、乳首やペニスを別の男達に愛撫される。

 この密閉された空間で、誰かにバレてしまうかもしれないという緊張が、俺をさらなる興奮を与えるのだ。

 ああ、奥がチンポに擦られて、凄く気持ちいい。

 乳首には別の男がしゃぶりついていた。

 余りの快感にビクビクと躯が勝手に震える。

 あんなに嫌だった行為が、今では自ら望んで胸を突き出している。

 もうなにも知らなかった自分には帰れない。

 蜘蛛手に絡められた餌は後は食べられるのを待つだけだ。

 精液の伴わない、アクメの絶頂に躯を悶えさせると、ドクドクと男の精液が俺の中に流れていく。

 ガタガタと振動を立てて電車は走っていく。のどかな田舎の朝の風景が、俺には酷く遠く感じた。   

 
END 

 


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