09

 ムチの先端で、すでに萎れて小さくなった天音のペニスを突く。

「ああ、喋れないんだったな」

 天音の口の中の下着がようやく抜かれた。

「さあ、天音。僕のいやらしいおち○ち○を、どうかお仕置きしてくださいって、お願いしてみな」

 山崎の手が、天音のペニスに触れる。軽く握り込んで上下にしごき始めた。

「ううぅ……くっ……んんっ……」

 嫌だと思っても、一度も射精を許されなかった陰茎は、天音の気持ちとは裏腹に、山崎の手淫ですぐに勃起してしまった。

「ほら、もうベトベトだ。お前がどう繕ったってこの淫乱な躯は変えられないからな」

 絞るように、くびれのところを締められて、先端から透明な雫が溢れる。

「素直に従えなきゃ、また乳首を可愛がってやってもいいんだぞ?」

 山崎は天野の耳元で優しく呟いた。
 そして、クスクスと愉しげに笑みをこぼす。

 従ってもペニスを鞭打たれ、従わなくても乳首に苦痛を与えられる。

 この男達は、僕がどうしようが死ぬまで痛めつける気なのだ。

「ほら、早く言え」

 山崎のムチが、天音のペニスに添えられた。

「…………っだ」

 天音の口から漏れた言葉は、微かなほど小さいものだった。

「あんっ、なんだって?」

「……いやだっ……ぼ、僕は雌豚じゃない……あんたらの玩具でもない……僕は……人間だ!」

 さっきまでニヤついていた、山崎の顔が、悪鬼のような、ものすごい表情に変わっていた。

「この俺に、そんな口を利いてもいいと思ってるのか……」

 山崎は小刻みに震えていた。

「お前なんか、子供を痛みつけて悦んでいる、ただの変態じゃないかっ!」

「このクソガキがぁ――――っ!」

 山崎は怒りのままにムチを振り上げ、天音に叩きつけた。

「イッ…あぁああああ――――っ!!」

 ピシッ! と派手に肌を叩く音が鳴り、天音の白い胸に一条の赤い筋が浮かび上がる。

 それだけで怒りは収まりきれず、山崎は再びムチを振り上げる。

 バンッ! と激しく扉を蹴破る音がした。
 男達はその大きな音に反応して振り返る。

「天音――――っ!!」

 叫んだ声は皇紀のものだった。

「兄さん……」
 
 兄が、助けに来てくれたのだ。
 天音は嬉しくて泣きそうになる。

 間もなく皇紀は皆の前に姿を現した。

 天音の姿をみて、皇紀はハッと息を飲む。
 すぐざまにその驚きは怒りへと変わった。

「てめぇーら、俺の弟になにしてやがるんだっ!!」

「みりゃわかるだろ、一緒に遊んでるんだよ」

 皇紀の姿を見ても、山崎は動揺してもいなかった。悪びれもなく、そう言い放つ。

「なんだと……」
「お前んとこの淫乱な弟くんが、雌豚のま○こに皆さんのチ○ポを挿れてくださいって懇願するから、俺達はしかたなく挿れてやったんだよ、なあ?」
 
 動揺していた男達も、山崎の落ち着いた様子を見たからなのか、それも皇紀が一人で乗り込んできたことが分ったからなのか、再び冷静さを取り戻そうとしていた。

「そ、そうだよ……。俺達はお前の弟が、犯してくれっていうから、やったんだ」

 そうだ、そうだと、男達は自己肯定に勝手なことを言う。

「てめぇ〜ら、最低のヤツらだな……。よってたかって、こんな小さい天音を……許せねぇ! てめぇーら全員、ブッ殺してやる」

 皇紀は山崎に襲いかかり、勢いで思いきり頬を殴りつけた。
 その衝撃でよろめいた山崎に、皇紀は二発目を繰り出した。

 しかし、皇紀の優勢はそこまでで、皇紀の拳をうまく受け流した山崎は反撃にでた。皇紀の腹にボディブローを決めた。

 ふらついた皇紀に隙ができた。

「てめーら、こいつを押さえとけ」

 いつの間にか、皇紀の両サイドを男達が捉えていた。

「てめーとは踏んで来た場数が違うんだ。お前ごときが俺に歯向かうなんて、十年早いんだよっ!」

 押さえつけられた皇紀は、それでも山崎を睨みつけていた。




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