Real

 23

 俺はどうにかなったのかもしれない。

「して……触ってくれよ……」

 俺の言葉に大和は目を見開いた。

 次の瞬間に破顔する。

「ようやく隆一も俺のモノってことを理解できたみたいだな。いいぜ、触ってやる。たっぷり気持ちよくしてやるよ」

 大和は軽く俺のペニスを握るとゆっくりと扱き始めた。

「あぁっ……んっ……はっ……」

 擦られる快感に、俺の躯はすぐに弛緩した。

「隆一の顔、すげーエロい……」

 大和が俺の耳元でささやいた。

 俺は羞恥で耳まで赤くした。

 それでも、その快感に逆らうことはできずに、俺は大和の与えてくれる快感に酔う。

「ああ、もう手がべちょべちょだ。隆一感じまくってるのな」

 苦笑して大和は言う。

「あぁあ……う、煩いっ……んんっ……」

 わざとからかう大和を睨む。

「そんなこと言っていいわけ?」

 ぴたりと大和の手が止まった。

「……あっ……ヤダッ……」

 思わず本音が口に出た。

 大和がニヤニヤと笑う。

「もう触ってやんねー」

「どうしてっ!」

「変わりに口でしてやろうか?」

 その言葉にズキリと奥が疼いた。

「いやらし、今すげーモノ欲しそうな顔してた」

 心の中を知られて顔が熱くなる。

「欲しいなら、さっきみたいに強請ってみろよ」

 再び大和はいやらしい顔して笑う。

「なんでお前はっ!」

 そうやって、人をからかってばかりいるんだよ。

「言えよ、俺のチンポをしゃぶって下さいってさ」

 俺は怒りと羞恥に震える。

 だが、勃起した俺の性器は切実に刺激を求めていた。

「……オレの……チンポを……しゃぶって下さい……」

 羞恥に震えて、俺はようやく小さく呟く。

「隆一は誰にしゃぶって欲しいわけ?」

 調子に乗りやがって……。

「大和に……口で銜えて……達かせてくれよ……」

 もう、やけくそだった。

「やっぱり、可愛いな、隆一は」

 大和は嬉々として、俺のペニスを銜えた。

 端整な顔をした大和が自分の性器を口にしている絵は、思った以上に俺を慌てさせた。

 しかしすぐに俺は大和の口淫に余裕がなくなる。

「やぁあっ……あぁああっ……」

 大和はフェラチオさえ荒々しく、力強かった。

 激しく吸われ、口脣で強く扱かれる。

 ズブブブブッと嫌らしい音が鳴り響く。

「いやぁああっ……ダメッ……アァアアアッ!!」

 そこが熱くて堪らなかった。大和の舌が陰茎を擦り、手で睾丸を揉みしだかれる。

 俺は最初から絶頂のように感じていた。

「アアッ!……大和ぉ……やまっとぉ…………あひぃいい!!」

 痛いぐらいにキツク吸い付かれ、俺は黒くて短い大和の髪に手をおいて、背を仰け反らした。

 大和の口の中に溜まっていた精液を吐き出す。

 当然のように大和はそれを飲んでいた。

「随分早かったな。あんまり隆一のを味わえなくて残念だったぜ」

 俺はもう言い返す気力もなかった。

 


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