Real

 24

 大和に中まで洗われて、風呂を出た頃には、俺はヘトヘトになっていた。

 大和は俺の躯にバスローブを掛けて、ベッドまで運んでくれた。

 もう指を動かすものだるかった。

 意識が薄れ始めた瞬間に、アナルに違和感を感じて目が覚めた。

「なっ……なにしてんだよ!」

 大和の指が俺の中に埋められていた。

「さっき治療するって言っただろ。ちょっと傷つけたみたいだから化膿止めと炎症止めの薬を縫ってやってるんだよ」

 薬を塗るというには、その指の動きは卑猥すぎた。

「やぁ……っ、もう、いい……からぁ……アァアッ……」

 片足だけを上げられた格好で、何度も指を出し入れされて、内壁を擦り付けられる。

「どうした、薬を塗ってるだけなのに、感じてるのか?」

 ニヤニヤと嬉しそうに大和が言う。

「違うっ……くっ……ううっ……」

 内壁が擦れる度に、ゾワゾワとした感覚が肌に走る。

「たっぷりと奥まで塗っておかないとな」

 大和の太い指が奥まで差し込まれ、指の腹が腸内を探るように掻き混ぜられる。

「アッ!……ンッ……」

 思わず背筋が跳ねた。ゆっくりと擦り上げられるその感触は、あからさまな快感を含んでいた。

 俺はシーツを握りしめ、必死にその感覚に耐える。

 指先がゆっくり入り口へと向っていく。

 ザワザワと毛が逆立っていた。

 大和の指が前立腺に触れたとたん、俺の努力は空しく散った。

「ひぃ……アァアアッ!!」

 快感にビクビクと躯を震わせる。

「治療しているのに、こんなに感じたらダメじゃねーか」

 言いながら、大和は楽しげに前立腺を責め立てる。

「あぁ……ひぃう……やぁあ……めろっ……そこっ……」

「ここ、そんなに気持ちいいの?」

「ちがッ……アァアアっ……」

「そんないやらしい顔して、体中ヒクヒクさせてたら、説得力ねーよ」

 大和は指の腹で繊細に弄った。
 激しすぎず、弱すぎず、絶妙な力加減だった。

 再び、自分の性器が擡げはじめていた。  

「さっきは乱暴にしたからな。今度はちゃんと気持ち良くしてやる」

 俺はその言葉にゾッとした。

 また、大和のペニスを嵌められるのかと思うと、恐怖で震える。

「馬鹿っ、今日はもう挿れねーよ。気持ち良くしてやるって言っただろうが」

 大和の手が優しく頬に触れる。なぜか、その温もりが俺の心を落ち着かせた。

「隆一が俺に逆らわねーかぎり、痛いことなんてしねーよ。あんたはなんにも考えず、俺に可愛がられていたらいいんだよ」

 大和はそう言って、優しげに微笑む。

 やはり、俺は大和が理解できなかった。

 再び指が弱いところを責め始めて、俺は考える余裕なんてなくす。

 その夜、俺はたっぷりと泣かされた。

 確かに、大和は挿入はしなかった。
 だが、バイブやローターで乳首やペニス、アナルの中まで、何度も嬲られた。

 何度、達したか自分でも定かではなく、最後には泣きじゃくって許してくれと懇願した。

 大和はなににしても、苛烈だった。

 最後は達き疲れ、泣き疲れ、意識を失った。 

 


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