将軍と王子

 05

夜の城で、それは盛大というほどではないが、復国の為の親睦会と称して滅ぼされた国の豪商やら以前の王族に反発していた貴族などを集めて宴が開かれていた。

様々な料理や、酒が振る舞われ宴もたけなわといったところで、趣向を凝らしたというデザートが運べれてきた。

人々はその料理よりも、それを盛られた器に注目する。それは誰もが知っている、この国で一番有名な少年の裸の上にフルーツやデザートが美しく盛り付けられていた。

そして一番皆が目を見張ったのは、少年が唯一身につけていると言っていい勃起したペニスに付けられた尿道プラグと股の間に埋められたボトルの先だった。

少年は器の為に躰を冷やされて、大勢の好奇な視線にさらされて、ガクガクと震えてる。しかし、少年が震えているのはそれだけではない。体内にはたっぷりと媚薬を塗りこまれ、奥に埋め込まれたボトルの突起がちょうどいい場所にずっと当たっているからだ。

「さあ、皆様。デザートが暖かくなる前にお召し上がり下さい」

給仕達が器とフォークを客に渡すと、あっと言う間に少年の周りに人だかりができる。

「何という美しい器だ。まさかこのような元王子であるイルファ様にこの様なおもてなしを受ける日が来るとは昨年までは思いもしなかった」

「イルファ様の裸体がこんな間近で拝めるなんて長生きした甲斐がありましたな」

皆が口々に感嘆の言葉を述べながら好色な笑みを浮かべながら、手に持つフォークでいたずらをする。

「んっ…ン、ふぁ、ッ…ンンッ…!!」

イルファは声が出ないように必死で堪えるが、男達は脇腹や内腿の敏感な場所をわざと突いたり撫でたりして、その反応を愉しんでいた。

イルファが堪えれば堪えるほど、次第に大胆に乳首やペニスへと矛先を向ける。そうなればイルファに堪えるはずもない。

「ああっ、やぁあああ────っ!!」

嬌声を上げながら身悶えると、体の上に盛られたデザートをほとんど落としてしまう。

「これはこれは器がとんだ粗相をして申し訳ありません。お詫びと言うほどではありませんが、こちらのデザートワインを皆様に振舞わせて頂きましょう」

カイゼル自ら男達に謝罪して、イルファに足を広げるように命令する。

細身とはいえ、ボトル一本その体に埋められて、本来は慎ましいはずの蕾が、今はシワも分からないほどにはしたなく広げられて、しかも、まるで呼吸でもしているかのようにヒクヒクと蠢いている。どれだけ中で締め付けているのかを否応なしでも想像してしまい。男達は更に股間のものを硬くさせる。

カイゼルがゆっくりとボトルを引き抜くと、再び艶かしい嬌声がイルファの口から漏れる。

「器が声を上げるとは何事だ。もう一度埋め込むから堪えてみろ」

再び奥までグッと埋め込まれる。

「やぁあああああ────っ!!」

カイゼルはどうしても声を上げてしまうイルファにお仕置きとばかりに何度も抽送を繰り返す。ボトルの表面はまるで大きな球が三つくっついたような特製で、その凹凸が抽送される度に、イルファの性感帯を刺激して堪らない快感を与えていた。

「ああっ…やぁあっ、ひぃやぁあああああっ!!」

男達の目は爛々と目を光らせて、快感に腰を振り悶えるイルファの姿に釘付けだった。一月ほど前まで、この国の至宝と呼ばれていた高潔で純真だった美しい王子が、今は全裸で秘部さえ晒し、娼婦より淫らでいやらしい格好で男の慰み者に身を落としたのだ。

それでも、イルファの美しさは損なうことなく、まるで悪魔のように淫靡で蠱惑的で、目を離すことができなかった。

いつしか男達は固唾を飲み、幾人かの男達は我慢できず、自分の性器を慰めていた。

ボトルに犯されるイルファは数分もせずに絶頂を迎えて、男達の前で達した。ひときわ高い矯正を上げてヒクヒクと体を痙攣させる。

額に玉の汗をかき、金糸の髪が白い肌に張り付く。虚ろな瞳に頬をピンク色に染め、気だるげに放心している様子のイルファは淫らで隙だらけで、更に男達の支配欲に火をつける。

それでも猛将と呼ばれるカイゼルに皆は遠慮していたのだが、そのうちの一人がどうしても我慢できずに口を開く。

「カイゼル将軍。私たちにも是非イルファ様に触れる許可を頂けませんか?」

もちろん、ここにイルファを晒した時点でこのような申し込みがあることなど、カイゼルにも予想していたことだ。
他の男たちにイルファを触れされることに嫉妬がないといえば嘘になるが、多数の男たちに弄ばれるイルファに性的興奮を感じることも確かだ。

そう思っている自分に矛盾を感じるが、どちらにしても彼らにイルファをおもちゃとして差し出すことは王との取り決めで決まったことだった。

彼らにはイルファがどれほど淫乱な性奴隷に堕ちたかを国中に触れ回ってもらわなければならないからだ。自ら腰を振って男に快楽を強請るような王子を、誰も王に担ぎ上げようとはしないだろ。

そう、これはイルファを自分のものにする最後の儀式だった。

「今回だけは特別ですよ。皆様にはこれからも我が王のお力になって貰わなければなりませんからな。彼の口でも手でも、お望みどおり奉仕させましょう。しかし、このペニスプラグを外すことと、中への直の挿入はご遠慮願いたい。その代わりにこのボトルは好きに使って頂いて結構です」

カイゼルがワインのボトルを抜き取ると、その歪で卑猥なボトルのフォルムがよく見れ取れた。この歪な形がどれほど美しい王子を乱れさせるのかは、先ほどのカイゼルの責めで十分に理解していた。

カイゼルがグラスにワインを注いでいく中、皆の視線はそのボトルに釘付けになる。ローションと王子自らの腸液でてらてらと光るソレは、すでにボトルではなく立派な性具なのだ。

「それでは、これから皆様と我々の関係が末長く良好でありますように」

カイゼルが酒杯を掲げると、男達も同じく杯を掲げる。そして、その酒を一気に喉への流し込み杯を空にするのが合図だった。

男達がイルファに一斉に群がる。イルファは恐怖に青ざめた。

「ヤッ…」

拒絶の言葉を吐くよりも早く、男のペニスを口に咥えさせられた。イルファの3倍はありそうなほどの体重に、ベルトが隠れるほどの腹の出た男だが、思いのほか素早い動きで自身の勃起した性器をイルファの小さな口にためらいもなく突っ込む。

イルファの整った美しい顔に、自分の醜い性器を咥えさせているのだと思うと、それだけで興奮してイッてしまいそうになるが、それはあまりにも勿体なく必死で堪えて、遠路もなくガンガンと喉の奥まで、ガチガチに硬くしたペニスを激しく抽送する。

眉根をぎゅっと寄せ、苦しさに表情を歪ませて、嗚咽し涙ぐむ様に男はさらに興奮し激しく腰を打ち付ける。

他の男達も様々に、イルファの乳首にしゃぶり、舐め、吸い付き、執拗なほど乳首ばかりを攻め立てる男、イルファの手を筒の様にして自分のペニスを扱く男、ワインのボトルでイルファの最奥を何度も責め立てる男、皆好き勝手にイルファの体を弄ぶ。

しかし、この一ヶ月散々カイゼルに犯され、男に抱かれる快楽を骨の髄まで覚えさせられたイルファの体は、こんな大勢に犯されているというのに、その体は興奮を覚え、多少の痛みや苦痛にさえ快感を感じていた。

大勢に敏感な場所を弄られ、擦られて、イルファは四肢をビクビクと震わせて、何度も絶頂を迎える。

涎と涙を垂れ流し、よがる王子に男達は更に興奮する。意識を何度も失い、過ぎる快楽に、イルファは何度も許しを乞うが、男達の手が緩むことはなく、明け方近くまで狂った宴は続けられたのだった。

朝陽が昇り、賓客達も遅い眠りに着いた頃。一台の馬車がひっそりと城を後にする。その中には綺麗に清められて気を失ったままのイルファがカイゼルの腕の中にいた。

その後、イルファ王子がこの国の歴史に名を残すことはなかったという。

END

 

 

山様
感想や誤字脱字の指摘をいつもありがとうございます。本当に本当に遅くなりましたが、この拙い小説を捧げます。少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。


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