看病

 04

 たっぷりとローションを入れられた中は、良平が奥を突く度にグチュグチュと卑猥な音を立てた。

「アンッ……良平っ……アッ、アァアアッ!!」

「気持ちいい? 圭くん、スゴクいやらしい顔してる。ああ…圭くんにキスしたくて堪らないのに、辛いよ」

 俺も欲しい……良平とキスしたい。

「いいよ……アッ……キスしてっ……良平っ…」

「ダメッ、それは凄く嬉しいお誘いだけど、俺も圭くんに風邪を移したくないから」

 馬鹿……年中非常識人間のくせに、たまに常識的なこと言うなんて。

「ウッ……圭くん、締め付けすぎ。思わず達っちゃうところだったよ」

 お尻が熱くて堪らなかった。
 もっと良平が欲しくて。

「良平……来てッ……もっと良平が欲しい……」

 もう今さら、良平も俺も止まらない。

「いつのまに、そんな誘い文句なんか覚えちゃって」

「馬鹿……」

 突っ込むなよ。恥ずかしくなるだろ。

「でも、今日は俺もそんなに頑張れないからね」

 良平は俺を四つん這いにして尻を上げさせる。

 この格好が良平にも俺にも一番負担が掛からないのだ。

 良平の太いペニスが中に埋められると、なんだかホッした気持ちになる。

 俺も随分、淫乱な躯に変えられたものだ。

 良平の性器がスライドさせると、俺も堪らず腰を動かした。

「アッ、んっ……良平……気持ちいいっ……あっ、いいよぉ……」

 俺のイイところばかりを良平が責め立てる。

 俺は自分で乳首を弄りながら、良平の与えてくれる快感に酔っていた。

「圭くんの中も気持ちいいよ……熱くて、いやらしく締め付けてくる。

「だって……気持ち悦いから……ひぃん……良平のっ……チンポっ……気持ちイイのっ……」

 締め付けると更に快感が増す。

「圭くん……やらしぃ……ああっ、凄いっ……堪らないよぉ……」

 次第に激しくなる良平のピストン運動に、俺の腰の動きも早くなる。

「あぁああっ!!……イイッ……りょ、へいっ……ひぃいいいっ!!」

 快感が体中を駆け巡る。
 ビクビクと痙攣させながらも、更に貪欲に求める。

「アアッ……俺も、達くよっ……圭くんっ……イクッ!!」

「やぁあっ……アァアアアッ!!」

 ほぼ同時に俺と良平は達した。

     *****   
 

 次ぎの日。
 当然のように、俺は風邪を引いていた。

 むろん、良平の風邪だ。

 変わって良平はというと。

「あははっ、すっかり治っちゃった。やっぱり、圭くんとの愛の力だね!」

 誰か、こいつを俺の変わりに殴ってください。

 咽が腫れて声を出す気にもならない。

「う〜ん、ちゃんとコンド−さんもしたし、キスもしなかったのに、どうして感染したんだろうね」

 そりゃ、あれだけ密室であんなことやらこんなことしてたら感染だってするだろうよ。

「こんなことなら、中出しもキスもすればよかった。勿体無い」

 誰か……俺に青酸カリを下さい。

 いや、それじゃあ俺が犯罪者に……いやいや、父親から性的虐待をと訴えれば情状酌量されるに違いない。

「もう、俺はいいから会社に行けば」

 これ以上、良平の相手をしていたら余計に熱が上がる。

「なに言ってるの、今度は僕が圭くんの看病する番じゃないか」

 その言葉にギョッとしたのはもちろんのことだ。

「きっと圭くんも、汗をかいてすっきりして寝たら治ると思うんだ」

 治らないから、絶対!

「大丈夫、お父さんがいっぱい汗をかかせて上げるからね」

 馬鹿、布団を剥ぐなっ!
 パンツを下げるなっ!

 誰かっ、ヘルプミ────ッ!!

 

 END

 


/ → / 戻る / Top