看病

 03

 熱はあるものの、安らかな寝顔だった。

 こうやって見ると、結構男前なのに、口を開けばただの変態オヤジになりさがってしまうのだ。

 ホント、どうしようもないダメ男なんだけど、放って置けないのだ。

 どれぐらい呆れることや、腹の立つことをされても、良平には俺しかいないのだと思うと許してしまう。

 だって、こんなダメ人間、俺がいないとホントに救いようがない人間になる気がするんだ。

 馬鹿で我侭で自分勝手な非常識人間。

 ホント、どうしようもないから俺が面倒を見てやっているのだ。

 きっと世のダメ男好きの女の人もこんな気持ちなのだろう。

 温かい良平の手でずっと握られていると、なんだか俺も眠くなってきた。

 どうせ学校も休むことになったし、ちょっとだけ居眠りしよう。

 俺は良平の布団の端に寝転がった。

 目蓋を閉じると、微睡みとフワフワするような心地よさが襲ってくる。

 そのまま俺は意識を失ってしまった。

     *****

 あれ……。

 なんか俺の躯、揺れてる?

 地震!?

 んっ、でもグチョグチョって、なんかお尻の中を熱いものが……。

 バッと目を醒ますと、俺の尻に良平がチンポを嵌めて、ズコズコと腰を揺らしていた。

「良平っ!?」

「あっ、おはよう圭くん。圭くんの寝顔があんまりに可愛かったら、おとーさん我慢できなくなちゃった。テヘッ」

 テヘッっと可愛い子ぶってんじゃねよ!

「つーか、なにやってんだよ。熱は!?」

「熱はまだあるみたいだけど、ほら汗をかいたら下がるって言うでしょ」

「なに馬鹿言って……ひぃんっ……ヤメロッ……あぁあっ……」

 わざと良平は俺のイイところばかりを責めて、口を封じようとする。

「大丈夫。圭くんには移さないように、ちゃんとコンド−さんも付けてるから、今日はナマで出さないからね」

 そうゆう問題じゃないって!!

「えっ、違うの。だってとーさん。昨日はヤレなかったし、起きたらチンポ腫れてて眠れないんだもん」

「ばっか……こんなん……アンッ……また熱上がるっ……あぁあっ……やぁああっ……」

 熱のせいか、良平のチンポはいつもより熱くて、そのくせ容赦なく責め立てていた。

「圭くん、僕の躯のこと心配してくれてるの? 圭くんはホント優しくて最高の恋人だね」

 擦られる度にドンドン感度が上がっていく。

 止めさせないとと、思っているのに、快感が俺の理性を奪っていく。

「でも心配しないで……だって圭くんとのセックスが一番の薬だから……大丈夫。汗出してすっきりして寝たら絶対良くなるから」

 そのなんの根拠もない治療法は一体なんなんだ!

 そしてその自信は!?

「あっ……んっ…バカッ……アッ……やぁああああっ」

 腰がトロトロに溶けていく。
 
 最近、良平に抱かれる度に快感が増していくのが怖い。

 病人とのセックスなんてもっての他なのに、気持ちよくて堪らなかった。

 


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