蜘蛛手

 03

 中年のオヤジがシャツのボタンを全部はずす。その下に着ていたアンダーのTシャツもあっさりと捲り上げられた。

 胸まで捲られたシャツの裾は隣の大学生が持ち上げる。

 白い素肌を曝されて、周りの男達が小さな感嘆の声を漏らす。

「肌理の細かい綺麗な肌だ」

 中年が肌を撫でまわす。そのいやらしい触り方に嫌悪で肌が粟立った。

「乳首も小さくて、色が薄くて可愛いな」

 乳輪ごと中年に摘まれて、俺は首を振る。

「その怯えた顔が堪らんな」

 中年はニヤニヤと笑いながら、粗野に自らの口脣を舐める。

「この可愛い乳首を舐めたら、どんな顔になるかな」

 自分の体をこの目の前の冴えないオヤジに舐められると思っただけでも、嫌悪でおかしくなりそうだった。

 中年の汚い顔が自分の胸に近づいてくる。

「んんっ!!」

 体を仰け反らせても、後ろでしっかり押さえられている俺の体はそれより下がることもできず。

 中年の舌が俺の乳首に触れる。

 中年はいやらしい目で、俺の表情を伺いながら、レロレロと俺の胸を舐める。

「んんっ!! んん────っ!!」

 しっかりと押さえられた男の手に塞がれた口からは声もでない。

「やっぱり中学生の乳首は甘くて旨いなぁ〜」

 ヒヒヒッと下品な笑みを浮かべながら、再びベロベロと舐め、次ぎに吸い付いた。

 ズブブブブッ、ジュブブブブッ……。

 中年は下品な音を立てながら、俺の乳首を何度も吸い付く。

 嫌だっ、やめてっ、やめてぇ────っ!!  

 首を振りたくっても、中年はびくともせず吸い続ける。

 両方の乳首を順番に何度も吸い付いた。

 淡い色だった俺の乳首はすぐに赤く色付き、男の唾液でぐっしょりと濡れ、乳首は堅く立ち上がっていた。

「ううっ……ううううっ……」

 俺の目はすっかり涙で濡れていた。
 こんなことで泣くなんて悔しいけど、涙が止まらなかった。

「あ〜あ、可哀想に本気で泣き出しちゃったね」

 ニヤニヤと笑いながら中年は言った。

 俺は悔しくて、惨めで、情けなかった。

 だが、そんな俺に追い討ちを掛けるように大学生が言った。

「おっさんばっかり愉しんでねえで、俺等にも愉しませろよ」

 大学生も中年と同じ様に卑猥な笑みを浮かべていた。

 いや、回りの男達すべて同様な眼差しを俺に向けている。

 ベルトのバックルがガチャガチャと音が鳴ったと思うと、すぐに緩められてズボンを下ろされた。

「へー可愛い顔して、ボクサーパンツなんだ。俺はてっきりトランクス派だと思ったんだけどな」

 上半身は裸にされ、下半身も下着だけにされて、羞恥で顔が熱くなった。

 


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