顔合わせ
 09

 やがて、友里の痙攣が次第に納まってきて、強張っていた四肢が弛緩すると、クリスタルの張り型が重力にしたがって、じゅぽんっと抜け落ち、床に転がる。

 大きく開いた孔から、ローションの残滓が溢れ落ちて染みをつくっていた。

 友里は、うす紅色に火照った肢体をけだるげに投げ出したままで動かない。
 
 それはとても卑猥で淫らな眺めだった。

 省吾はその様子に満足したように頷く。

「さあ、どうだいこれで友里がどれだけの価値があるかわかっただろう? 専務、君が嫌だというなら、友里の奉仕は常務と副社長に任せて帰ってくれていいんだよ」

 ニヤリと勝ち誇った笑みを省吾は浮かべる。

 庄内は口惜しさに歯を噛み締めるが、結局のところ降参するしかなかった。

「わかっているくせに、嫌味な男だな」

「さて、なにをわかっているって?」

 口唇にたたえた笑みとは裏腹に、その瞳は静かに庄内へと向けられる。

「ああ、わかった。わかったよ、降参だ。確かにお前の友里の価値を思い知らされたよ。男とは思えないほどの色気だ」

 庄内の完敗宣言に、省吾は今度こそ満足そうに微笑んだ。

「もう、いいだろっ、いつまで待たせる気だ」

 庄内は苛立ちを隠そうともせず、声を荒げる。

「まるで、盛り始めた少年のごとく……だな」

 呆れたように、松原が呟いた。

「ワシは誰やらのように、気取ってやせ我慢なんぞしないだけだ」

 どうにも昔から反りの合わない庄内と松原だった。

 だからこそ、互いが競い合って切磋琢磨した結果が今の地位を得たのだろう。

 もうすでにネクタイを緩めている庄内に、省吾は苦笑した。

「構わんよ、私の友里をたっぷり味わってみるがいい」

 省吾の許しを得て、庄内は背広を脱ぎ捨てた。

 待ちきれないという風に、庄内は慌ただしくカチャカチャと音を鳴らして、ベルトを外す。

 まだぐったりとしている友里の前に立つ。

「さあ、社長ご自慢の孔の具合を確かめさせて貰おうか?」

 庄内に足を広げられ、友里はようやく自分の現状に気づいた。

「やめっ……」

 制止の言葉をすべて言い終えない内に、庄内の昂りがズブリと友里のアナルに突き入れられた。

「散々じらしておって、今更止められるわけないだろ、ほれっ」

 庄内は力任せに腰を突き出し、いきなり最奥まで押し入れる。

「ああっ!!」

 悲鳴とも嬌声とも取れない声が友里の咽を突く。

「ふん、なるほど。確かにこれは女では味わったことのない感覚だな。中は酷く柔らかいくせに、入り口はキツくて突っ込んでるだけなのに、断続的に締め付けてくる」

 庄内のペニスは苦しいほどに太かった。

 襞はめいいっぱい広がり、内臓を圧迫する苦しさに、友里の額からじんわりと脂汗が吹き出る。

「はあっ……ううっ……あぁあ……」

「動かさずにこれだけ悦いとなると……突き動かせばどれほどのものか……」

 庄内はニヤニヤと笑った。

「あぁ……待って……」

 か細い哀願の声は、庄内には届かなかった。

 ずるりと性器を抜き取ると、内臓まで一緒に降りていく。

 そして、一気に突き上げられた。



/ / 戻る / Top