顔合わせ
 13

「ワシはお前のような格好つけじゃないからな。自分の欲望に正直なだけだ」

 どうやらすっかり庄内には内情を知られているようだった。

 松原にしても、いい加減我慢の限界ではあった。

 松原は友里の躯を抱きかかえると、再びひじ掛けのある椅子に座らせた。

「さすがに庄内の精液がたっぷりと注がれた孔に突っ込みたいとは思わないからね。友里、自分で綺麗にできるだろう」

 友里はまだ虚ろにとろんとした眼差しで「はい…」と答えた。

 自ら足を開いてひじ掛けに足を掛ける。

 友里の股間は庄内と友里の体液でぐっしょりと濡れていた。

 薄く色付いていた蕾みは、今は爛れたように赤く晴れ、まだ襞が弛んでいるせいか、孔は開いたままで、ピンク色の腸壁を覗かせている。

 友里の二本の指が自らの孔に差し込まれて、横に広げた。

 とろりと粘力のある白濁した液体がそこから伝い落ちていく。

 それは通常よりも随分多い量だった。

 内心、それを見て松原は呆れるが、言葉にはしなった。

「中まできちんと綺麗にするんだよ」

 友里は頷いてl、その細く節だった指を更に奥へと進めていく。

 二本の指が、精液を掻き出すように内壁を擦った。

 友里はそれを繰り返しているうちに、再び官能の扉を開いていた。

「んっ……ふっ……く、んっ……」

 友里は声を押し殺して、自分が感じていることを悟られまいとしているようだが、上手くいっているとは言い難かった。

 クスリと思わず松原が笑う。

 友里の耳元まで口脣を寄せて囁いた。

「自分のアナルを綺麗にするだけで、こんなに感じてしまうなんて、君の躯はなんていやらしいのだろう」

 友里の頬が一瞬で朱に染まる。

「君の躯は、どこもかしこも敏感なんだね」

 松原はそう言って、赤く腫れた乳首を爪で弾いた。

「ひぃんっ……」

 ヒクリと躯を跳ねさせて快感に身悶える友里に、松原はズクンと腰に突き上げるような劣情が吹き出した。

 まだとても綺麗になったとはいえないアナルだったが、ぶち込みたくて堪らない衝動を、これ以上押さえられそうもない。

「指を抜きなさい」

 松原は胸からシルクのハンケチ−フを取り出して、汚れている体液を拭き取った。

 ベルトを緩める余裕もなく、性急にファスナーを開けると、熱を持ってはち切れんばかりのペニスを捩じ込んだ。

「アァアア────ッ!!」

 突然の挿入に、思いがけず悲鳴が漏れた。

 友里の中は、凄く熱かった。いや、熱いだけではなく、腸壁のうねるような締め付けに、気持ちが良くて、目眩がした。

 女なら三桁は抱いたであろう庄内が絶賛するだけのことはある。

 松原にしても、男でも女でもアナルセックスの経験はそこそこある方だが、それでも挿れるだけでこれほど悦いなんて、初めての経験だった。

「凄い……な、君の中は……まるで……喰われているっ……ようだ……」

 まるで童貞の頃に戻ったように、余裕がなかった。

 ゆっくりと挿入を愉しむ余裕などなく、松原は始めから激しく友里を攻め立てる。



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