接待

 02

 「そう邪険にするものでないよ。すぐ君だって気持ち良くなるからね。ほら、ここなんてどうだい?」

 高津の指が乳首を抓ったとたん、全身に快感が走った。

「やっ…あぁああっ!!」

 高津の指が、ぐりぐりと捏ねる度に、友里の腰が跳ねる。

「やっぱり、すごく敏感なんだな。ビクビクと反応して……いやらしい躯だ」

 フフフッと高津は楽しそうに笑いながら、友里の乳首をいたぶる。

「あっ…あぁっ……いっ…や、やぁあっ……」

 高津の指が、乳首の芯を扱く度に、躯の奥がズキズキと疼く。

「嫌じゃないだろ。こんなに感じまくって乳首を尖らせて、胸なんて反らせて、まるで強請っているようじゃないか?」

 違うっ……感じてなんかいないっ!

 そう叫びたいのに、咽から出るのは、いやらしい喘ぎ声だけだった。

「もっと気持ちよくなりたいだろう。こっちも弄ってあげよう」

 高津の手が、空いている乳首へと向かう。

 嫌だ、これ以上触れられたら、おかしくなる。ままならない躯で逃れようとするが、まったく無駄な抵抗だった。

「ひっ!……やぁあっ、あぁああっ」

 両方で弄られると、先ほどよりもっと強い快感で躯中が満ちた。まるで自分のものでもないように、躯がその甘い感覚に支配されているみたいだ。

「あっ、んっ……あぁあっ……あ、あんっ……」

「友里はいやらしい声も、甘くて可愛いな」

 自分の耳に聞こえるのは、女みたいな甲高い嬌声。男を欲しがってるみたいな、卑しい声。こんな声を自分が出しているなんて思いたくない。

「見てご覧、友里の乳首がこんなに赤くなっているだろう」

 高津の手元を見ると、もっと色の薄かったはずの乳輪も乳首も紅く染まっていた。

 なぜ……?

「友里が寝ている間、暇だったから、ずっと悪戯していたんだよ。意識がない間も、友里はすごくいい反応をしてたから、起きたらどんな素敵な反応をするか楽しみにしていたのだが……予想以上だ」

「やっ……あっ…ん……あんっ……らめっ……」

 高津の指先が、器用に胸の小さな粒を弄る度に、躯の疼きは強くなり、どんどんと熱を帯びていく。

「可愛い、友里……」

 首筋に濡れた温かなものが這う感触に、背筋がゾクゾクした。

「ひぃ……やっ…だ……あ、あぁんっ…あぁああっ……あぁっ……」

 胸を弄られ、首筋を舌でいたぶられて、友里の躯は小刻みにガクガクと震えていた。

 嬌声を上げ続けるその口から、飲み込めずにいる唾液が溢れて、顎を濡らす。

「ふふっ、この格好だと、いやらしい友里の表情が見えなくて残念だ」

 言いながら、高津は友里の耳を舐める。

「だけど、ちゃんとあとで、ゆっくり鑑賞させて貰うからね。真田くん、友里の感じてる顔はちゃんと撮れているだろうね?」

「もちろん、ばっちり撮影してますよ」

 えっ……撮るって……?

 高津の恐ろしい言葉に、友里は恐る恐る顔を上げる。そこにはビデオカメラを持った主任の真田がいた。

 暗い中の、カメラの小さな赤い点滅が、目に焼き付く。

「やめ……てっ……撮らないでっ……い、やぁ……あ、あぁあっ!」

 悲痛な声が友里の咽を吐いてでる。

「友里が初めて女になるんだから、ちゃんと記念を残さなくちゃね。嬉しいだろ?」

 クククッ、と高津は楽しげに笑う。

 女にすると言う言葉に怖気がした。

 嘘だ。そんなこと……自分に起きるはずがない。

 こんなのは現実であるはずがない。



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