呼び出し
 03

「イヤぁ……ああっ、止めないでぇ……欲しい……くださいっ」

 アナルに高津のペニスを銜えて、躯中をひくつかせている淫らな自分が、大きなスクリーンの中に映されていたからだ。

 友里のアナルがギュウギュウと締め付けている様子さえ、克明にその映像は映し出していた。

「いやぁあっ……やっ、止めください。こんなのっ、見せないでっ!」

 友里は青ざめて、叫んだ。

「どうして、これからがいいところだよ」

 社長の声だった。
 
 信じられなくて、友里は社長を凝視する。

『もっと、くわしくお強請りしてみせなさい。私のなにで、どこをどうして欲しいのか……』

 スクリーンの中の高津が喋る。

『高津さんの……チンポで……僕のお尻の穴を……犯してください。めちゃくちゃに……いっぱい突いてください』

 友里は耳を塞ぎたかった。
 しかし友里の手は頭の上で括られていた。両足も動揺に大きく広げられ、四柱に括られている。

『そんなに俺のチンポが欲しいのか?』

『んっ…欲しいっ、高津さんのチンポ下さいっ……』

「ほら、この君の泣き顔のキュートなこと。私はこのシーンが好きで、なんどもリピートして見たよ」

 いやだ……そんなこと聞きたくない。
 こんなもの、見たくもない。

『あっ、ひぃいいいっ!!……んんっ、あぁあうんっ!!』

「ここからの君の乱れような溜まらないね。気持ち良さそうに、こんないやらしい声を上げて、悶えて……本当に男が初めてとは思えないな」

「やめてください……もう切って……お願いします」

 部屋中に友里の喘ぎ声が大音量で流れていた。
 高津の肉棒を自分のアナルに銜えて、喜んでいる様など、とてもじゃないが正視できない。

「どうして? これが君だよ。よく見なさい友里。男をアナルに銜えこんで快感に悶えているのは君だ。どうだ、いやらしいだろ。この声もまるで鈴の音のように甘く澄んだ美しい声だ。女性でもない男の色気も含んでる。男を誘う声だよ。声だけで男を勃たせるような……」

 社長の言うとおり、友里の嬌声はいやらしい声だった。女性とはどこか違うが、 濁りのない高音の艶めいた声だった。

「滑らかな白い肌も、均整の取れた整った肢体も、敏感すぎる感度の高い躯も。君はね、男娼としては最高の躯なんだ」

 それが一体なんだと言うのか。そんなことを褒められたところで、友里は嬉しくもない。

「わからないのか? 君の躯は金の卵なんだよ。一億円の契約は決してまぐれでも、躯を弄んだことの慰謝料でもない。それが君の価値なんだよ。君はそれを知らなければならない」

 金の卵……?
 一億円の価値……?

 何を言っているんだと思う。そんな途方もない話を信じられるはずもない。

「いやです……そんなこと知りたくない……」

 僕はただ平穏に普通の仕事をして、普通の生活を送りたいだけだ。出世しただとか、お金持ちになりたいだとか、そんな大それたことなんて考えていない。

「わかっていないね。もう、遅いんだよ。高津に捕まった時点で、君の人生は変わってしまったんだよ」

 そんな不条理なことがあっていいのか!

 温厚な友里も、勝手に自分の人生を決められるなんて許せなかった。

「勘違いをして貰っては困る。君の躯はもう男を知ってしまった。だから、もう元へは戻れないんだよ。本当は自分でも気づいているんだろう?」

「なっ……なにを……」

「ほら、もう友里のペニスは勃ってるじゃないか……」

 半勃ちになった友里のペニスを社長手が触れる。

「……んっ……やめっ……」

「自分が高津に犯されているのを見て、興奮したかな。それとも、思い出してココに熱いものが欲しくなったとか……」

 社長の指が、友里の秘めた場所へと降りて行く。谷間の奥の、まだ硬いままの蕾に触れる。

 ピクリと友里の躯が反応した。

「ほら、スクリーンの君はココに高津のものをめいいっぱいに頬張って、腰を振って喜んでる。まだ覚えているだろ。雄の熱くて硬い肉棒を、友里のいいところにいっぱい擦られて突かれたときの快感を……」

 耳元で、社長の骨まで響くような低い声で囁かれ、友里は自分の躯の奥がズクズクと疼き始めているのを自覚した。



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