呼び出し
 13

 重みで降りていく道具は、友里が力を入れても止めることはできなかった。

「あぁ……もうダメっ……省吾…さんっ」

 最後の球になっているところで、辛うじて堪えているものの、もう限界だった。
 友里の細い背中が震えている。

「まだまだ、あと五分。そのままで我慢しなさい。落としたりしたら、お仕置きするよ」

「ううっ……ダメです……五分なんて……」

 接点が無くなった分だけ、更に重みが増していた。五分なんてとてもじゃないが、持ちそうにもない。

「まったく堪えしょうのないやつめ。しょうがない、では少し手を貸してやろう」

 省吾はそういうと、道具を再び友里の中に埋め始めた。

「ひゃぁああっ……あぁあっ!」

 ズズッと異物が競り上がってくる違和感と、擦れながら沸き上がる快感に、友里は躯を震わせる。

「なんだ、挿れただけで感じているのか? 友里のチンポはずっと勃ちっぱなしじゃないか。いやらしいやつだな」

 射精を止められているとはいえ、ずっと勃起したままなのは、この道具のせいだった。

 尻に異物を挿れられただけで感じている自分が、酷く淫らに感じられて、友里はいたたまれなくなる。
 
「さあ、これで最初からやり直しだ。これで十分我慢すれば、ご褒美を上げよう。ただし、耐えきれなければお仕置きだからな」

 さっきだって十分と経っていないはずだった。とてもじゃないが、そんなに持つはずもない。

 しかし、友里はそれを口にすることはできなかった。

 これ以上、省吾の機嫌をそこねたくなかった。

 結局、それから二度ほど友里は根を上げて、再び最初からやり直しさせられた。

 数十分、ずっと力を入れていた括約筋は、疲労のせいか、もう友里の意思では、まったく動かなかった。

 最後は球体の部分でさえ、堪えることもできなくて、床に落としてしまった。

「しょうがないね、友里。お仕置きだよ」

 残酷な言葉を告げる省吾は、あくまでも優しげな笑みを浮かべていた。

「あぁ……お、お許しください……」

 友里は青ざめながら、省吾に懇願する。

「だめだよ、友里。私のいうとおりにできない君が悪い。観念しなさい」

「はい……」

 友里は項垂れて、肯定するしかなかった。

「さあ、この上に乗って」

 省吾が指したのは、彼に相応しい重厚感漂うディスクの上だった。

「そんな……無理です……」

 自分が使っている机の二桁は違うだろう高級そうな机に、素肌のままに腰掛けるなんて、恐れ多くて尻込みしてしまう。

「乗りなさい」

 有無も言わせないその口調に、友里は躊躇いながら、省吾の机に腰掛けた。

 省吾の目の前に、自分の股間があった。その状況に、友里はどうしようもなく落ち着かなかった。

「さあ、リングを外して」

 言われるがままに、友里がリングを外す。そして省吾が取り出したのは、十センチほどの細長い白い棒状のモノだった。先端にリングが付いていた。

「なに……」

 友里の声は少し恐怖で震えていた。

「これは尿道用のプラグだよ。これで友里に射精もおしっこもしばらく我慢して貰う」

 言いながら、省吾は尿道プラグにローションを掛けていた。

 友里のペニスを片手に持つと、尿道口へと近づける。

「やめてっ……お願いです。そんな酷いことはしないでください……」

「ダメだ。お仕置きだと言っただろう。大丈夫、これはシリコンでできてるし、それほど太いものじゃないから、初めてでもそれほど痛くないはずだ」

 省吾に宥められても、怖いものは怖かった。震えながら引きぎみになる腰を、ぐっと押し留められた。

「動くな。ケガをしたくないなら動くんじゃない。尿道の粘膜は弱いんだ。ゆっくり挿入するから動くんじゃない」

 省吾の声に、まるで躯が張りつけられてたように動けなくなった。

 

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