デート

 04

「ああっ……いやっ……いやっ……」

 真澄は首を振って嫌がるが、布越しに上下に撫で上げると、更に硬く膨らんでいく。

「どうするの真澄。止めてもいいけど、こんな恥ずかしい格好で歩くのかい?」

 隠す部分の少ない女性用の下着では、勃起すると、とうてい隠すことなんてできない。

「いやぁ……お願い……どうにかして下さい……」

 真澄は小刻みに震えて懇願した。
 私はニヤリと笑う。

「わかったよ、じゃあスカートの裾を上げなさい……」
「そんな……こんなところで……恥ずかしい……」

「大丈夫ここは暗いし、みんな魚に夢中さ。それより、股間を膨らませて歩く方がもっと恥ずかしいだろ」

 真澄はしばらく考え込むように動かなかった。
 しかし、しばらくすると羞恥にふるえながら、裾を上げていく。

 真澄の白い太ももが、ゆっくりとその姿を表していく様に、私は興奮した。

 しかし、股間に掛かるギリギリのところで、真澄の手が止まってしまう。

「今更、恥ずかしがってもしょうがないだろう」

 羞恥に耳朶まで赤く染める真澄は、それでも私の前に性器を曝すのを躊躇っていた。

 だがそんな格好が余計に男の劣情を煽っているのだと、真澄は気づいていない。

「あまり、ここに長くいたら誰かが気づいてしまうかもしれないよ?」

 真澄は涙ぐんで、震える手で裾を最後まで上げた。

 真澄の亀頭はすでに、面積の少ない白い布から飛び出して、先っぽを濡らしていた。

 私はその可愛いピンク色の先端を舐める。

「ああぁっ……」

 真澄が愛らしい声を上げてて震えた。
 私は気を良くして、ぱくりと銜えこむ。
 口唇で扱いて、舌で舐め上げ、キツく吸い付いた。

「んんっ……ふぅ……んんんっ……」

 くぐもった声に顔を上げると、必死で口を押さえ、嬌声を堪える真澄がいた。

 快感に身悶えながら、それを堪えて震える様子が、また余計に可愛くて、私は激しく口を動かす。

「ふぁんっ……アッ……ンンンっ!」

 それほど時を掛けずに、真澄の躯はヒクヒクと震えて、私の口の中に温かな粘液を放った。

 私は真澄の愛液を飲み干して、口を離すと、ポケットのハンケチで唾液も奇麗にぬぐってやって、小さなくなったペニスを、小さなレースの下着の中に納めてやった。

 真澄はショックを受けたのか、涙目のまま呆然としている。

 私はそんな彼の手を引いて水族館を出た。そして、そのままタクシーでファッションホテルへと向かった。

 本当はレストランで食事してからと思っていたが、もう我慢できなかった。
 まるで十代に戻ったかのように、私の性欲は抑えが利かなくなっている。

 ホテルの前までくると、流石に真澄も抵抗した。

「お願いします。もう、これで許してください」

 泣きそうな顔をして真澄は懇願する。

「ダメだ。今日一日、私の言うことをなんでも聞くと約束しただろう」
「でも……こんなことまでするなんて思ってなかったから……」

 真澄は酷く戸惑っていた。
 本当に子供みたいなデートをするだけで、私が帰すと思っていたのだろう。そんな純真な真澄が可愛くてしょうがない。だが、悪い大人としはつけこまずにはいられなかった。

「私は一度も、君を抱かないとは言ってなかったはずだ」
「そんな……」

 困った顔も可愛くて、ついいじめたくなる。

「まあ、君が約束を破ると言うなら、あの映像を友達や両親に送るだけだけど……それでいいなら帰ってもいいんだよ」

 真澄は青ざめて、混乱したように立ちつくす。

「さあ、どうするんだ。ホテルに入るか、それもこのまま帰るか、君が決めなさい」

 答えはひとつしかないのに、わざわざ自分で選ばせる。
 真澄は絶望を顔に貼付けたような表情をしていた。




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