Trip

 16

 ゴリゴリと乳首の芯を摘んだ指先で捏ねる。

 真澄が首を左右に激しく振る。

「やぁあっ、らめっ……そこぉ……らめぇ……ひぃいいっ!!」

 腰がビクビクと跳ねたかと思うと、彼のペニスから精液が吹き出した。

 真澄は乳首を弄られただけで達したのだ。

 なんて素晴らしい!

 カメラの向きが真澄の腰に向けられたことに、更に私は満足する。

 私の興奮とは逆に、真澄はショックだったのか、躯を横にして声を殺して泣いていた。

 彼を追い込んだのは自分だと知っているくせに、泣いている彼を見て可愛そうに思う。

「泣かないで真澄。あまりにも君が可愛かったからつい意地悪をしてしまった」

 宥めるように頬にキスをする。

「僕……どんどん淫らになっていくみたいで……怖い」

「そうさせているのは私だよ。君が悪いわけじゃない。私が君を淫らにさせているだけなんだ。だから、怖がらないで」

 それでも真澄の表情は暗いままだ。

「それとも、こんないやらしいことをさせている私のことを君は嫌いになったかな?」

 真澄は首を振った。

「嫌いになんてなれない……僕、どんなことをされても……仁さんが好き」

 好きだと言われる度に胸が痛い。
 そして堪らなく幸福になった。

「私だってどんな淫らになっても、君が好きだよ。いや、もっと淫らにしたいぐらいだ。だから、君が淫らになるのは私の為だって、思えばいいんだよ」

 真澄はこくりと頷く。
 私の答えに納得したわけではあるまい。
 この子は賢い子だから。

 だからこそ、考える間も与えず、私は真澄に官能の世界に引きずり戻すことにした。

 私は真澄を背面座位で座らせると、左右の足を開かせた。

 目隠ししている真澄には、目の前でカメラで撮影されているだなんて想像もしていないに違いない。

 私は後ろから、真澄のペニスに触れた。

「私の許しなく達した悪いおチンチンには、勝手に射精できないように栓をしてあげようね」

 真澄の耳元で囁くと、私の腕を掴んでいる手がぎゅっと強く締め付けた。

「ああ……嫌です。仁さん……それだけは……」

「ダメだよ。今日は特別、感じやすいみたいだからね。真澄がどれだけ縋っても止めて上げないよ」

 真澄の躯は強張り、少し震えていた。

「大丈夫、ちゃんと麻酔の入った薬も塗るし、痛いのは最初だけだよ」

 私はゆっくりと真澄のペニスを擦ってみたが、なかなか勃起しなかった。

 ならばと再び乳首を弄ってやると、面白いほどに勃起する。

 真澄の躯はすっかり男に抱かれる躯になっていた。

 私はたっぷりと彼の尿道と、先端が伎毛になっているシリコンの棒の先に塗り付けた。

「ゆっくりと挿れるから、動いちゃダメだよ」

 真澄の手が更に強く握られる。

 自分の腕の中で、震える真澄が堪らなく可愛い。

 フフフッ、すぐに気持ちよくしてあげるからね。

「あぁあっ……」

 真澄の尿官にゆっくと差し込んでゆく。

「痛いっ……ううっ……」

 息を詰め、痛みを堪える真澄を他所目に私の指はようしゃなく挿入する。

 5cmほど差し入れて止めた。

 真澄はホッと息を吐いて、躯が弛緩する。

 痛みと緊張のせいで、真澄の肌はじっとりと汗で濡れていた。

 発汗したせいだろう、彼から甘い体臭が香る。

「どうだい、随分痛みも納まってきただろう」

「……はい」

 そろそろ薬が効いてくる時間だった。

 


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