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 02

「こちらに来なさい」

 そう言って連れてこられたのは、泰典の寝室だった。
 大きなダブルベッドに放り投げられると、泰典は彬也の上に覆い被さってきた。
 
 言い様のない恐怖に彬也は襲われた。

「お…おとうさっ……」

 混乱している中で唇を塞がれた。ぬるりとした温かいものが中に入ってきて、彬也の口の中を蹂躙する。

 それが泰典の舌だと気づくのにしばらく時間が掛かった。

 自分の口の中で、泰典の舌が蠢く感触がとても気持ち悪くて、舌から唾液が滴り落ちてくるのも嫌だった。

「んっ……やっ……やだっ……」

 泰典の指が彬也の乳首を摘んでくるのも、痛くてしょうがない。

 どうしても気持ち悪くて、彬也は必死になって抵抗した。たまたま振り下ろした拳が泰典の顳かみに当たって、ようやく体が離れた。

 しかし怒りに満ちた泰典の瞳に、彬也は背筋が寒くなった。

 何度も頬を叩かれた。頭の芯が振れるほどの衝撃と、痛み。

「奴隷が、私に逆らうな!」

「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」

 痛みに耐えられず、彬也は泣いて謝った。

 泰典はネクタイで彬也の両手を後ろ手に縛ると、彬也の足を大きく広げさせた。

 なにをされるのかと思うと恐怖で震えが止まらなくなる。

「お願いします、許してください。お願いします……」

 泣きながら謝っても泰典はまるで聞こえていないかのように、眉ひとつ動かさない。

「いいか、お前は今日から、奈菜の変わりに私の欲望を慰めるんだ」

「お母さんの変わり……」

「そうだ、あのあばずれが盗んでいったお金のぶんぐらい、息子のお前が体で返すのは当然だろ」

 彬也は真っ青な顔をして泰典を見つめていた。小学生でも泰典の意味していることはわかっているのだろう。

「……で、でも、僕は男なのに……」

「男でも、セックスはできるんだよ」

 泰典の指が、彬也さえ触れたことのない秘処に触れた。

「ここで私を受け入れるんだ。今はとても硬い蕾だが、そのうち綻んでちゃんと私を受け入れる体にしてやろう」

 皺の周りを撫でながら泰典は言った。




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