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 04

 彬也が目を醒ますと、そこは自分の部屋のベッドの上だった。

 酷く体が重くて、頭痛がする。その上、体も熱かった。

 ぼんやりとした意識の中で、次第に養父にされたことを彬也は思い出していた。

「そうだ……僕…お父さんに……」

 まだ裂かれたソコはズキズキと痛む。だけど、こうやって自分の部屋のベッドの中で眠っていると、アレは悪い夢だったんじゃないかと思った。

 あれが夢だったら良かったのに……。

 目が醒めたら、また、いつもの優しいお父さんに戻っていたら……。

 でも、そんなことが夢物語でしかないことを彬也にもわかっていた。

「お父さん……うっ…うぇえっ……」

 涙が溢れて止まらなかった。
 養父に暴力を受けたことよりも、冷たくされたほうが辛かった。

 彬也は養父が大好きだった。
 誰よりも好きだったのに……。

 胸が苦しくて溜まらない……。

 彬也は泣き続けた。泣いて泣いて……疲れて再び眠りについた。

 

「起きなさい、彬也────」

 揺り起こされて、目を醒ますと泰典が帰ってきていた。

「熱は、もう随分下がったようだな」

 大きな手の平が、額に当てられて彬也はドキリとした。

「おとうさん……」
「ご飯もちゃんと食べたみたいだな」

 机の上に置いてあった、おかゆと卵焼きはお手伝いの斉藤さんが作って置いてくれたものだった。

「あの、僕、どうして寝巻きを来ているんですか?」

 目が醒めた時、すでに着替えさせられて、首輪も外されていたのが不思議だった。

「人目があるんだ。あんな格好させられないだろ。くれぐれもお前も人に見られないようにしろ」

 やはり、彬也を心配してではなかったことに、哀しくなる。

「さあ、首輪だ。自分で嵌めて服を脱ぎなさい」

 彬也は命令されるままに首輪を嵌めて、服を脱ぐ。

「私についてきなさい」

 そう言われて、向かった先は風呂場だった。

「四つん這いになって尻を向けなさい」

 その命令に彬也は青ざめた。
 昨夜の激痛を思い出して体が震えた。

「早くしろ!!」

 震える体をどうにか押さえ付けながら、彬也は四つん這いになって、泰典にお尻を向ける。

「お、お、お、お願い……し、し、します……痛いことは……し、しないで……」

 恐怖で涙が溢れた。

「お前が大人しく、俺の命令に従うなら、昨日みたいな酷いことはしない」

 思い掛けない言葉に、彬也の震えが止まる。

「本当に……?」
「ああ、だからいい子にしていなさい」

 泰典がそう言っても、なにをされるか不安で、彬也は泰典から目が離せなかった。

 泰典が鞄から取り出したものは、大きな注射器のようなものだった。

「これがなにかわかるかい彬也?」

 彬也は首を振る。

「浣腸器だよ。これで今から彬也のお腹の中を綺麗にするんだ」

 ニヤリと泰典は残忍な笑みを浮かべる。

「私も男どうしのセックスについては、ほどんど知識がなかったから、昨日は上手くできなかったが、今度はちゃんと調べて準備してきたからね」

 浣腸……という言葉に彬也は青ざめる。
 しかし、泰典は容赦なく浣腸器を彬也の中に入れた。

「イッ……ううっ……」

 昨夜の傷口が痛んだ。しかし、すぐにお腹の中に逆流してくる液体の違和感に気を取られた。お腹いっぱいに薬を入れれて苦しかった。

「さあ、五分我慢しないといけないよ」

 泰典にはそう言われたが、一分もしない内に急に差し込むような痛みがして、彬也の額には汗が滲んでいた。

 


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