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 25

 淫乱────。
 泰典が侮蔑するのも当たり前だったのだ。

 僕の躯はどうしよもなく淫らでいやらしいのだ。
 だって、母さんの子供だから────。

 俊樹の腰が激しさを増した。

「アァアアッ!!……イイッ……ハッ、アッ……アウウッ!!」

 若いせいか、俊樹は凄いスピードで灼熱を打ち込んでくる。

 敏感な場所を何度も時間をかけて擦られて、彬也は快感に脳まで溶けそうだった。

「アアッ!!……悦くっ……アッ、いっ……悦くッ……」

 彬也が激しく痙攣しだすと、俊樹の腰も動きが揺るやかになった。

 数回、擦り上げるように腰を振ったあと、彬也の中に白濁を吐き出した

 俊樹が抜き取ると、彬也はヒクヒクと四肢を震わして、まだ快楽の余韻を引きずっている。   
  
「ケツだけで達くなんて、よっぽど慣らされてんだな」

 ハアハアと肩で息をしながら、彬也はぼんやりと俊樹の言葉を聞いていた。

「まあこんなに具合がいいなら、親父がハマってもしょうがねーか。その辺の女より、よっぽどいいぜ、お前」

 殴られた頬も腹も、まだ傷んだ。
 
「もう、いいでしょ。どいてください」

 もうすぐ泰典が帰ってくるかもしれない。とにかく風呂に入って、この汚れを落としてしまいたかった。

「なに言ってんだ。愉しみはこれからだろうが……」

 残忍な笑みを浮かべ、俊樹は言った。

 ◇

「ヒィ……ウウッ……アァアアッ……」

 赤ちゃんが這うような格好にされ、彬也は俊樹に後ろから犯されていた。

 俊樹の腰が揺れる度に、赤黒い肉棒が出入りしているアナルから、ジュブジュブと精液の擦れる音がする。

「いいから今すぐ、俺ん家に来いって、すげーもん見せてやるから」

 俊樹は彬也を穿ちながら、携帯で電話を掛けている。

「ばか、言ったら面白くねーだろ。ぜってー驚くから。……ああ、そうそう。まあ、そんなもんだよ。武と岩っちにも連絡して。あと、薬も持って来いよ。……じゃあ、急げよ」

 電話を切った後、深く突上げられた。

「あぁああ────っ!!」

 逃げなければ……そう思うのに、彬也の躯は自分自身ではままならない。

「良かったな。俺の友達が来てくるってよ。たっぷりサービスしてやってくれ。あと下手なことをするなよ。お前が上手くやらなきゃ、困るのは親父なんだからな。小学生の養子を性的に虐待してるなんて知られたら、親父は社会生命は終わりだぜ」
 
 前立腺を抉るように突かれて、彬也の躯が激しく震える。

 俊樹の責めは執拗で、なかなか射精をしない。

 緩急をつけて擦られて、達っしようとする度にはぐらかされた。

 最終的な刺激が与えられず、生殺しのように弄ばれる。

「アアッ……ううっ……アッ、アァアアッ…」

 もっとそこを擦って欲しいのに、与えられないもどかしさが辛い。

 欲しいと言ってしまいたい。

 しかし、それでは泰典を裏切ってしまうようで、彬也は気が狂いそうになりながらも、必死で耐えた。

「結構、強情だな彬也は……まあ、そのやせ我慢もいつまで続くか、愉しみだぜ」

 ううっ……。
 涙を堪えることはできなかった。

 こんなに苦しくて、胸が引き裂かれそうで、悔しくてしょうがないのに、俊樹の与える快楽に翻弄されている自分が情けなくてしょうがない。

 感じたくないのに……。
 気持ちよくなくていい、痛いほうがずっといい……。

 だが心とは裏腹に、俊樹の汚い性器に、お尻を突かれて、このいやらしい躯が喜んでいる……。

「アアッ……イヤっああっ……もう、イヤァア────ッ!!」

 泣いても叫んでも俊樹の責めは止まない。このまま狂ってしまいそうだった。

 いや、狂ってしまえる方がましなのかもしれない。

 時折俊樹は責めを止めて、彬也を休ませた。まるでじわりじわりと絞め殺されるような気がした。

 あれからどれぐらい経ったのか、玄関の呼び鈴が鳴る。
 俊樹は携帯で家の中に上がってくるように伝えた。

 


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