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「はいはい……もうちょっとでフィニッシュだからさ。少し待ってくれよな」

 泰典の表情は少しも待てるような余裕なんてない。しかし、俊樹はそんな泰典をまるで煽るように、激しく彬也を責め立てる。

 ガツガツと最奥まで激しく突上げられて、彬也は何度も意識が飛んだ。

「あひっ、ひっ、ひいん!! アヒッ────ッ!!……ヒ────ッ!」

 先に彬也が達した。射精するとともに、ガクガクと震わせて、腸内を激しく収斂させる。

 その動きに堪らずに、男達は彬也の中に精液を吐き出した。

 もうすっかり薄まった精液を全て彬也の中に注ぎ入れて、萎れたペニスを引き抜くと、彬也はぐったりとベットに崩れ落ちる。

「すげー良かったぜ、こいつ」

 俊樹は悪振れもなく、しれっと言葉にした。

 東や岩永は流石に気まずく慌てて服を着る。武もすぐに彼らに習った。

「彬也はお前の弟だぞ。どうしてこんなことをした」

 泰典の瞳は静かに暗い炎を灯していた。

「弟? 俺は一度もこいつを弟だって思ったことなんてないぜ。それに、それを言うなら、親父だって息子に手を出したんだろ。小学生の息子を裸にして首輪を付けさせるなんて、どこの変態だよ」

 ヒクリと泰典の顳かみが動く。

「それに誘惑してきたのは、こいつの方だぜ。親父、ちゃんと彬也のこと満足させてやってねーんじゃねの?」

 見下したような笑みを俊樹は浮かべた。

 一瞬で空気が変った。まるでオーラが立ち上がるように、怒りの波動が泰典を包む。

「しかし、親子して親父を誑かすなんて、こいつらも魔性だよな。まあ、あの女より、よっぽどこいつの方が可愛いけどな。もし、いらなくなったら俺に譲ってよ。親父の代わりに散々いたぶって、やくざにでも売ってやるからさ」

 俊樹は漫然と笑って、自分の脱ぎ去った服を掴むと、慌てる風もなく部屋から出ていった。

 部屋にはムワッとするほど、精液の匂いが立ち篭め、ベッドの上には汚液にまみれた彬也が気を失っている。

 泰典は目の前にある置き時計を手に撮ると、窓に向かって投げ付けた。

 派手な音と共にガラスが割れる。

 泰典はイヤなものに蓋をするように、その部屋から出ていった。

 ◇

 
 あれから、いくら時間が経ったのだろう?

 彬也は長い間ベッドの中で、夢と現との間を彷徨っていた。

 その間の記憶は途切れ途切れで曖昧だった。

 はっきりしている最初の記憶はシャワーだった。
気がづくと熱いお湯が掛けられていた。

 泰典にシャワーを浴びせられ、浴槽を洗うブラシでゴシゴシと擦られた。
 
 風呂の床に転がされて、痛いほどに強く擦られる。

「痛い……やめてッ……熱いっ……痛いっ……」

 足にも手にも力なんて入らなかった。泰典に懇願しても、ただ無言で擦られる。

 頭も顔も容赦なく擦られ、口や目にお湯や洗浄液が入ってくる。

「ヤメッ……お父さん……止めてッ!」

 気管に入ったお湯で咽ながら、何度も懇願するが、泰典の手は休むことも緩まることもない。

 最後はシャワーヘッドごとアナルに突っ込まれて、お湯を流された。

「ひぃぎぃいぃいい────っ!!」

 すごい勢いでお湯が腸を巡る。一瞬で腸から白濁した液体が吹き出した。

 しかし泰典はそれだけではすまなかったのか、シャワーヘッドで中を洗うかのようの、いろんな角度で腸内をスライドさせる。

「ヤメッ……イヤァアアアッ!!」

 その苦痛と苦しみに、彬也は再び意識を失った。

 


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