|
Blue 37 「はいはい……もうちょっとでフィニッシュだからさ。少し待ってくれよな」 泰典の表情は少しも待てるような余裕なんてない。しかし、俊樹はそんな泰典をまるで煽るように、激しく彬也を責め立てる。 ガツガツと最奥まで激しく突上げられて、彬也は何度も意識が飛んだ。 「あひっ、ひっ、ひいん!! アヒッ────ッ!!……ヒ────ッ!」 先に彬也が達した。射精するとともに、ガクガクと震わせて、腸内を激しく収斂させる。 その動きに堪らずに、男達は彬也の中に精液を吐き出した。 もうすっかり薄まった精液を全て彬也の中に注ぎ入れて、萎れたペニスを引き抜くと、彬也はぐったりとベットに崩れ落ちる。 「すげー良かったぜ、こいつ」 俊樹は悪振れもなく、しれっと言葉にした。 東や岩永は流石に気まずく慌てて服を着る。武もすぐに彼らに習った。 「彬也はお前の弟だぞ。どうしてこんなことをした」 泰典の瞳は静かに暗い炎を灯していた。 「弟? 俺は一度もこいつを弟だって思ったことなんてないぜ。それに、それを言うなら、親父だって息子に手を出したんだろ。小学生の息子を裸にして首輪を付けさせるなんて、どこの変態だよ」 ヒクリと泰典の顳かみが動く。 「それに誘惑してきたのは、こいつの方だぜ。親父、ちゃんと彬也のこと満足させてやってねーんじゃねの?」 見下したような笑みを俊樹は浮かべた。 一瞬で空気が変った。まるでオーラが立ち上がるように、怒りの波動が泰典を包む。 「しかし、親子して親父を誑かすなんて、こいつらも魔性だよな。まあ、あの女より、よっぽどこいつの方が可愛いけどな。もし、いらなくなったら俺に譲ってよ。親父の代わりに散々いたぶって、やくざにでも売ってやるからさ」 俊樹は漫然と笑って、自分の脱ぎ去った服を掴むと、慌てる風もなく部屋から出ていった。 部屋にはムワッとするほど、精液の匂いが立ち篭め、ベッドの上には汚液にまみれた彬也が気を失っている。 泰典は目の前にある置き時計を手に撮ると、窓に向かって投げ付けた。 派手な音と共にガラスが割れる。 泰典はイヤなものに蓋をするように、その部屋から出ていった。 ◇ 彬也は長い間ベッドの中で、夢と現との間を彷徨っていた。 その間の記憶は途切れ途切れで曖昧だった。 はっきりしている最初の記憶はシャワーだった。 泰典にシャワーを浴びせられ、浴槽を洗うブラシでゴシゴシと擦られた。 「痛い……やめてッ……熱いっ……痛いっ……」 足にも手にも力なんて入らなかった。泰典に懇願しても、ただ無言で擦られる。 頭も顔も容赦なく擦られ、口や目にお湯や洗浄液が入ってくる。 「ヤメッ……お父さん……止めてッ!」 気管に入ったお湯で咽ながら、何度も懇願するが、泰典の手は休むことも緩まることもない。 最後はシャワーヘッドごとアナルに突っ込まれて、お湯を流された。 「ひぃぎぃいぃいい────っ!!」 すごい勢いでお湯が腸を巡る。一瞬で腸から白濁した液体が吹き出した。 しかし泰典はそれだけではすまなかったのか、シャワーヘッドで中を洗うかのようの、いろんな角度で腸内をスライドさせる。 「ヤメッ……イヤァアアアッ!!」 その苦痛と苦しみに、彬也は再び意識を失った。
← / → / 戻る / Top |