蜜月

 04

 過ぎる快感は体力を奪う。
 智則はあまり長く責め立てなかった。   

 ゆっくりと抽送を始める。

「あぁあっ……んんっ……」

 真っ黒な疑似ペニスが、貴哉の小さな孔を出入りして犯す。

 そのグロテスクさがなんとも淫猥だった。

 歪な黒い玩具に犯されて、貴哉は快感に喘いでいる。

「パパッ……んんっ……パパぁああんっ……」

 自ら足を広げ、淫らな姿を智則に晒しながら、蠱惑的な視線を向けている。

 小さなペニスは再び頭を上げて、腹の上でフルフルと揺れていた。

「パパッ……もっとぉ……突いて……貴哉の奥までっ……ズボズボしてっ……」

 緩慢な動きでは足りなくなった貴哉が強請る。

「ああ、いいとも。貴哉の気のすむまで、いっぱいあげるよ」

 智則は動きを早くした。ブルブルと激しい音を立てながら、ズブズブと早急な抽送を繰返す。

「あひぃ……アァアアッ!……イイッ……パパっ……見てっ……貴哉のっ……感じてるのぉ……見てぇ……ひぃいいんっ!!」

 貴哉は蕾に黒いバイブを銜えながら、腰を淫らにくねらせている。

 智則に見られていることが、さらに快感を生み出しているようだった。

「ああ、見てるよ。貴哉が大人の玩具なんかで、いやらしく感じまくっているのを、ちゃんと見ているよ」

「アアッ……パパっ……だから…だよっ……パパだからっ……ひんっ、感じるのっ……」

 貴哉は喘ぎながら笑みを見せる。

 貴哉はこんなふうに、時折必死に智則への愛を訴える。

 それはきっと一年間会えなかった不安がそうさせているのだろう。

「わかっているよ。貴哉が好きなのはパパだけだって。だから安心しなさい」

 智則の言葉に貴哉は安心したのか、直ぐさま、また官能の海に沈んでいく。

「アッ……イクッ……パパッ……でちゃぁ……あぁああっ!」

 貴哉の手が自らのペニスへと伸びていく。

 智則はその手を止めた。

「やぁあっ……イキたい……出したいのっ!!」

 涙目で、貴哉は生理的な欲求を訴える。

「お尻だけでイケるだろ? パパは貴哉がお尻だけでイクところが見たいな」

 いじわるな要求だとわかっている。
 だが智則はもっと貴哉が淫らにいやらしく悶える姿を見たかった。

「貴哉がお尻でイクのが見たいの?」

 辛いはずなのに、貴哉は智則のお願いをムゲにすることはしなかった。

 いや、智則は断らないと分っていたのかもしれない。

「ああ、いつもはパパも必死だからな。今日は貴哉がお尻でイクのをじっくり見たい」

「いいよ。じゃあ貴哉がお尻でイクの見てて。でも、僕もこれがパパのだって思うから。貴哉はパパのおちんちんでイクんだよ」

 健気な言葉に智則は満足げに微笑んだ。


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