蜜月

 06

「わかったよ。貴哉の好きなようにしなさい」

 結局、可愛い息子のおねだりに、智則が逆らえるはずもないのだ。

「うん、嬉しい」

 フフフッと微笑む貴哉は、とても無邪気だ。

「貴哉は欲がないな」

「ん、どうして? だって僕はパパが好きだし、パパのコレはとっても好きだもん」

 智則のペニスを擦りながら貴哉は言った。

「パパのおちんちん、舐めるの凄く好き」

 貴哉は智則の股間に伏せて、ペロペロと舌の全体をつかって先端を舐める。

「僕のお口の中でどんどん大きくなってくの、すごく可愛い」

 パクリと口に銜えると、咽の奥まで使って愛撫する。

 可愛い息子の口に、自分のペニスが銜えられている姿は、いつ見ても卑猥だ。

 ジュブジュブと唾液をすする音を立て、頬をすぼめて吸い付く。

 時折、ちらりと様子を見るように目を上に向けるのも、智則を興奮させた。
 
 智則の口淫はプロ並みだ。
 気持ち良くて堪らない。

 貴哉はそんな智則の感情などお見通しなのだろう。

「美味しいよ、パパのおチンポ」

 唾液で口のまわりをベドベトにした貴哉が微笑む。

 この可愛い悪魔に一体誰が逆らえるというのだろう。

 それから智則は貴哉の為すがままだった。

 睾丸をしゃぶられ、尿道を啜られて、陰茎を裏筋まで余すところなく舐めまわされる。

 いつもの間にか、智則のペニスは貴哉の唾液と自分自身の先走りでぐっしょりと濡れそぼっていた。

「貴哉……もうっ……貴哉が欲しい……」

 智則の陰茎はすでに勃起していた。貴哉の口の中は確かに気持ちがいいが、それ以上に貴哉を愛したいという気持ちの方が強い。

「うん、僕も……パパが欲しくて奥がズキズキしてる」

 欲しくて堪らないという顔を向ける。

「おいで、貴哉……」

「うん……」

 貴哉は智則の躯を跨ぐと、膝を開いてゆっくりと屈む。

 右手で智則のペニスを支えて、自身を沈めていった。

「パパの……熱いの…挿ってくる……」

 恍惚として表情を浮かべて、貴哉は智則の雄蕊を飲み込んでいく。

「やっぱり、パパのおちんちんが一番好き」

 全部を飲み込んで、そう言った。

「動いていい?」

「ああ、いいとも」

 貴哉は顔を綻ばせ、淫猥に腰を動かし始めた。

「パパッ……貴哉が好き?」

「ああ……好きだよ……」

 抜く瞬間にギュッと締め付けられて、もっていかれそうだった。

「貴哉がこんな淫乱でも好き?」

 心の奥の罪悪感が、貴哉自身を傷つけている。

「貴哉は淫乱なんかじゃないよ。ただ、少し心と躯のバランスが取れてないだけだ。気持ちいいことが嫌いな人間なんていない。ただ貴哉の場合は早すぎただけだ。それも貴哉のせいじゃないし、大きくなったら、徐々にバランスが取れていくよ」

 智則は安心させる様に貴哉の頬を撫でる。

「うん……」

「悪いとすれば、私を含めた大人のせいさ。小さな君にこんな風に欲望を滾らせてしまうね」

「パパは悪くなんかない!」

 智則のことは庇おうする貴哉が微笑ましいと思う。

 


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