夏休みの日記

 20

 ああっ……もう少し、……もう少しで、イクッ……。

 そう思った瞬間に、僕の右手が止められました。

「なっ……やぁああっ!」

 達く寸前で止められたのです。

「ヤダッ……もうっ、放してっ!」

 体の奥の疼きが、たまらなく狂おしいのです。

 しかし、僕に与えられたのは手を解放されることでなく別のことでした。

「この馬鹿が。せっかく俺が我慢してやったのに」

 おじいちゃんは吐き捨てるように言いました。

 するとおじいちゃんの顔が近づいてきて、急に視界が暗くなりました。

 一瞬なにも見えなくなったあと、柔らかいものが口に触れました。次ぎの瞬間、熱くてヌルヌルしたものが、僕のお口の中に入ってきて、お口の中で暴れています。

「んんっ……」

 その熱いのに、お口の中を撫でられるととても背中がゾクゾクしました。

 それがキスだと気づくころには、もう与えられる快感に恍惚となっていました。

 ざらざらとした舌で、お口の中をいっぱい擦られて、すごく気持ちよかったです。

 おじいちゃんのお口が離れても僕はしばらくボーッとしていました。

「このエロガキが、散々俺を煽りやがって……これで俺は犯罪者だぞ」

 言葉は凄く乱暴ですが、そう言っておじいちゃんは優しく僕の額にキスをくれました。

「大丈夫だよ。僕絶対誰にも言わないから……だから……もいっかいチュ−して」

「まったく……篤には適わんな……」

 そう苦笑すると、おじいちゃんは僕に再び大人のキスをくれました。

 おじいちゃんの二回目のキスも凄く気持ち良くて、僕はうっとりしました。

「ガキのくせに、すっかり淫乱になっちまったな。こんなもんで自分のケツの孔を弄って達くなんてな」

 おじいちゃんは僕からマジックを取り上げて、呆れるように笑って言いました。

「んんっ……だって、気持ちいいんだもん。でも、こんなのよりおじいちゃんの指の方がもっとよかった」

 僕はおじいちゃんの手を取ると、その指を口に含みました。

「そんなエロい誘い方、どこで覚えたんだ?」

 おじいちゃんは驚いた顔をして言いました。

「ん……だって、こうやって濡らさないとお尻の孔に入らないでしょ」

 はむはむとお口でしゃぶっていた指を放して、僕は言いました。

「なるほど……お前も、
やはり相馬の人間ってわけだな」

 相馬というのは僕とおじいちゃんの名字です。

「相馬の人間って?」

「相馬の人間は代々色事には弱いんだよ。俺だって初めては13才だったし、相手は叔父さんだったからな」

 唯一、僕のお父さんは例外なのだそうです。

 誰に似たのか、あいつは堅物でな……と笑って言いました。

 


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