Real

 09

「いい声で鳴くんだな、お兄ちゃん」

 大和が嬉しそうに言った。

 その途端に、俺はタツキの口の中に放ってしまった。

「嫌がっていた割に、随分早いのな」

 タツキは俺の精液を吐き出して嘲笑う。

 ドッと周りから笑いが漏れる。  
 俺は恥ずかしくて死んでしまいたかった。

「俺らも混ぜろよ」

 一人の少年がそう言ったとたん、俺の躯に沢山の腕が伸びた。

 肌を撫で回され、別々の手が俺の乳首を摘んで捏ねる。

 ペニスも弄られて、俺はまた簡単に勃起した。

 嫌で嫌でしかたがないことのはずなのに俺の思考はどんどん濁っていくように鈍くなる。

 それと反比例して、快楽が心地よく思えた。

「そろそろ薬が効いてきたか?」

 大和の命令で、猿轡が外された。
 
 俺にはもう反抗するほどの気力も精神も残っていない。

「さあ、これから本番だぜ、お兄ちゃん」

 大和が大きく俺の足を割り開く。

 いつのまにかむき出しの大和の股間には、自分のものより倍ほども大きな男根が反りかえっていた。

 それが何を意味するのか、薬で鈍った俺の頭では上手く考えられなかった。

 灼熱の凶器が自分の中に穿たれて、初めて俺は大和に犯されているのだと知った。

 その痛みと苦痛は一瞬俺を正気に戻す。

「やぁ……壊れるっ……」

 苦痛に仰け反る俺に大和は動きを止めた。

「大丈夫だ。そのうち痛みは納まる。息を吸って吐くんだ」
 
 それが痛みを与えている人間の言葉なんて考える余裕などなく、言われるがままに呼吸した。

 息を吐いたとたんに、グッと深くに押し挿ってきた。

「アァアアアアアアアッ!!」

 入って来た熱い杭で自分の中がいっぱいになった。

 苦しくて堪らない。

「全部入ったぜ。お兄ちゃんの中、すげー熱くて気持ちいい」

 そんな大和の声など俺には届いていなかった。

「苦しいのは最初だけだ。あとはちゃんと気持ちよくしてやるから安心しな」

 大和はそう言いながら、俺の乳首を摘んだ。

「アアッ……ンッ」

「感度いいな。可愛い乳首だ」

 コリコリと先を揉まれるとビクビクと躯が跳ねる。

「すげー、あんた感じる度に俺のチンポ締め付けてんだぜ分かる?」

「知らなっ……ああっ……あんッ!」

 大和の指はゴツゴツとして太い癖に、指先は繊細だった。

 大和が指先で軽く先端を引っ掻くだけで、そこから甘い痺れが躯中に広がる。

「ヤッ……ダメッ、そこッ……アァアアン!」

 大和に触れられた乳首が気持ちよくて堪らなかった。

「……もう、我慢できねー」

 大和がゆっくりと動き出した。
 灼熱の凶器は、動くたびに苦痛をもたらす。

 だが、苦痛だけではない別の感覚も引き起こしていた。

 最初は怖気に近い感覚だった。まるで神経にそのまま触られているような……そんなおぞましさ。

 しかし、それは次第に甘い痺れに変わった。

「イヤッ……なにっ……怖いっ……」

 大和が中を擦る度に、得も知れない快感が躯を突き抜ける。
 
「アアッ……ダメっ……動かないっ……ひぃいんっ!」

 腰が快楽で溶けてしまいそうだった。
 
 こんな快感は知らない。まるで自分の躯ではなくなったようだった。

 


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