Real

 10

 怖いほどの悦楽。
  
「もう感じてるのか? いくら薬使ってるからって……初めてでこんなに感じるなんて、いやらしすぎだろ」

「アアッン……アッ……ヤメッ……」

 唾液が口の端から溢れて垂れた。

 大和が突き上げる度に、過剰な快感が与えられる。

 粘膜を擦られると気持ちが良くて、死んでしまいそうだった。

「あひぃ……いいっ……アァアアアアアッ!!」

 いつのまにか自ら腰を振っていた。

 もっともっと快感が欲しかった。

 最初はひやかしていた連中も、俺の乱れように息を飲んでいる。

「……スゲッ……いいぜ。お兄ちゃん……たまらねー……」

 ガツガツと凄い勢いで、大和の腰が揺れる。

「イイっ……アァッ……凄いっ……アッ、アァアアン!」

 大和の太い肉棒で突き上げると快感で背筋が戦慄く。

「アンッ……イクッ……アッ、アァアアア!!」

 俺はニ度目の射精をした。その快感は先ほどの比ではなかった。

 その余りに強い刺激に腸壁と股の内側が痙攣し、脳はまるでスパークしたように真白になった。

「ああッ、糞ッ、締め過ぎだろ!!」

 大和が怒鳴ったとたんに、俺の中に精が注がれた。大和も達ったのだ。

 大和の温かいものが中にドクドクと注がれるのを、俺はなぜか満たされた気分だった。

 幸福だとさえ思った。

「ほら、大和さっさと替われよ」

「ちぇっ、まだ犯り足りねーのに」

 しょうがないといった風に、大和は俺の中から性器を抜き取る。

 まだ快感の余韻に浸っていた俺は、それを寂しいと思った。

「そんな顔するなよ。今度は俺が挿れてやるかよ」

 そう言って別の少年が俺の前に立つ。
 目の前にはすでに完全に勃起したペニスがあった。

 まだこの時点では、心の片隅で男の性器を見て嫌悪する気持ちは確かにあった。

 それでも、さっきの法悦がもう一度味わえると思うと、瞬時に淘汰される。

 男が俺の足を広げる。俺は抵抗するどころか期待に胸を高鳴らせていた。

 ◇

「アッ……アンッ、悦いっ……アアッ……もっと、ちょーだい……」

 もう何度達したのかも、何度、自分の中に精を吐き出されたのかも分からなかった。

 俺の躯は精液にまみれていた。それでもまだ貪欲に雄を求める。

 頭の中は快感のことしか考えられなかった。

 嫌悪していたペニスでさえ、今は快感を与えてくれると思うと愛おしかった。

 いつの間にか、縛られていた腕の戒めは解かれている。

 いろんな体位を代えながら、俺は何度も少年達に犯された。

 犬のように這ってバックから犯され、次は自分が少年の上に乗って腰を振った。

 そうやって尻を振っていると、口の中にもチンポを挿れられた。

 最初は無理矢理にされていた口淫も、次第に嫌悪はなくなった。

 自分に快楽を与えてくれる肉棒が嬉しくて、自ら口に含んで大きくする。

 今も背面座位で後ろから突かれながら、前から別の男のチンポをしゃぶる。

 ジュポジュポとたっぷり唾液をしたたらして、血管の浮いた男根に吸い付く。

「すげー、淫乱だなお兄ちゃん。とてもノンケとは思えないぜ」

 前髪を掴んで、男は俺がフェラをしてる顔を楽しんで眺めている。

「こんなエロエロな躯じゃ、もうノンケになんか戻れないよなぁ。これから俺達がペットとして飼ってやろうか?」

「ああ、そりゃーいいな。いい子にしてりゃ可愛がってやるぜ」

 男達の言葉など、薬で溶けた俺の頭ではほとんど理解できなかった。

「ほら、もっとケツ振れよ」

 パシリと尻を叩かれた。
 
「んふっ……アアッ……んんっ……んんっ!」

 俺は口にペニスを銜えながら、腰を振る。


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