狂熱

 11

「達かせてっ……あひっ……アァアアッ……お願っ……ひぅううっ……」

 淫らに腰を振りながら、屈辱的な相手に、ただ俺は縋ることしかできない。

「いいぜっ……匠っ……ハッ、ハッ……もっ、たまんねっ……」

 凄い速度で、牧瀬のペニスはピストンを繰り返す。

 そんなに激しく擦られれば、快感も更に激しさを増す。

「アアッ!!……ヤメッ……壊れちゃ……アァアアッ!!」

 灼熱に鉄が溶かされるように、俺は快感に溶けてしまいそうだった。

 ただ熱く。
 快感に狂わされていく。

「匠っ……出すぞっ……お前の中にっ……子種っを……出してやるっ!!」

 牧野の動きが止まったとたん、その熱い汚液が自分の中に吐き出された。

 牧野はまるでしょべんをした時のように、ぶるりと躯を震わせた。

「お願いっ……達かせて……」

 それでも俺は、汚らしい精液を吐いた男に懇願する。

「いいぜ。ご褒美だ……匠」

 牧瀬の手がリングへと掛かる。
 その1秒が永遠なほど長い。

 痛いほどの圧迫から解放されたとたん、俺の精液は堰を切ったように、放出した。

「アアッ!……アァアアアアアア――――ッ!!」

 エクスタシーに恍惚とする。
 まるで細胞のひとつひとつまで喜んでいるようだ。

 びゅくっびゅくっと大量の精液が、止めどなく吹き出す。

 そのあまりの快感に、俺は意識を失った。

 ◇

 次に気がつくと、俺はベッドの上だった。四つん這いにされ、尻だけ高く上げられた格好で、バックから犯されていた。

 そして再びペニスにはリングが嵌められている。

 俺は揺すられている振動で目を覚ました。

「いやっ……もう、やめてっ……お尻……壊れちゃう……」

 奥の深いところまで突かれ、何度も男を受け入れたアナルは、擦られると痛みが走る。

「そんなに簡単に壊れやしねーよ。ちょっと擦過傷と裂傷になるぐらいだ」

 それは加藤の声だった。言いながら、リズミカルに腰を打ち付け、前立腺を責める。

「アッ、アンッ……ヤダッ……痛いのっ……お願いっ……もうっ…もおっ……やァアアンッ」

「痛いだけじゃねーだろ。ほら、こうやって擦られたら、気持ち良くて堪んねーんだろ」

「ひぃうっ……そっ、ソコやぁ……アァアアンッ!!」

「もう自分でもわかってんだろ。この躯がどれだけ淫乱で、男を狂わすものだってことが……」

「あうっ……あっ、ああんっ!!」

 そうだ。どれほど、頭で否定しても、俺の躯は男に犯されて感じている。

 今だって、気持ち良くて、気持ち良くてしょうがなかった。

「アアッ……ホント、堪んねーよ。お前の躯。女より断然気持ち悦いぜ」

 ジュプジュプジュプ……卑猥でいやらしい音が結合部から鳴り止まない。

「はんっ……アアッ……あっ、あぁああんっ、あんっ!!」

「いいぜっ……匠っ……いい声だ……もっと、もっと、いやらしく啼きなっ!!」

 加藤は俺の腰を掴むと、最奥まで深く突き立てる。

 


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