親子

 04

 二度目のせいか、直人はなかなか射精しなかった。

 歯を当てれば殴られる為に、顎が酷く疲れる。嘔吐きながらも、直人の性器を離さずに懸命に口で奉仕した。

「んっ……ぐふぅ……んぐぐっ……ぐぇえっ……」

 直人の腰の動きが激しくなって、咽頭に苦いねっとりとした精液が掛けられた。

 直哉は、吐き出された精液をごくりと飲み込んで、まだ先からとろとろと溢れる流れる白い液体を、母乳のようにチュウチュウと吸いついた。

 直人がようやく離れると、直哉は内股をモジモジと擦り付けて、縋るように直人を見つめる。

「お、お父さん……達きたい……」

 パンパンに腫れ上がったペニスは痛みを増すばかりで、躯の奥はジンジンと疼いて、どうしようもなく欲を吐き出したかった。

「お前は、父親のチンポを舐めても発情するんだな」

 直人が蔑んだ目で直哉を見下す。

「ごめっ……なさい。……淫乱でごめんなさい……おとーさん」

「ふん、こんなにチンポをおっ勃てて謝られてもな。そう言って謝ってても、尻の孔にチンポ突っ込んで、ひいひい啼かせて貰いたいんだろ」

 直哉は俯いたまま、ぽろぽろ涙を零した。
 その通りだったからだ。

「もういい、 達かせて欲しいんだろ。仰向けに足を開いて、膝の裏を持って、お前のいやらしい孔をよく見えるようにしなさい」

 直哉は泣きながら、直人の言うが侭の格好をする。

 父にいくら蔑まれても、躯の疼きは収まるどころか、もっと酷くなる。

 いけないと思えば思うほど、その淫らな欲求は心の奥底から甘い声で誘惑する。

「お願いします。お父さんの大っきいおちんちんで、直哉の孔を犯してください」

 涙を溢れさせながらも、父親の与えてくれる快感を期待している自分が、とても不実で汚い存在に思えた。

「直哉のような底なしの淫乱には、お父さんはこれ以上、付き合っていられないな」

「おとぉ……さん……」

 怯えたような瞳で、すがるように直人を見つめる。

 黒がちな大きな瞳は、まるで捨てられた子犬のようだった。

 


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