迷走

中年×少年
デート続編/真澄一人称/自慰/痴漢


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 01

 夜は嫌いだ。

 特に、寝る為にベッドに入って意識がなくなるまでの瞬間が一番嫌いだった。

 考えたくないのに、なぜかそればかりを考えてしまう。

 まるであの時の余韻が奥に種づけされたように。

 こんな風に気を抜くと、その芽が吹いてしまう。

 ああ……まただ。

 また思い出してしまう。

 あの快感を────。

 躯がドロドロに蕩けて……熱くて……頭の中はなにも考えられなくなる。

 僕は手をそっと自分の中心へと移動させる。

 もうすでにそこは膨らみ始めていた。

 パジャマの上から軽く触れただけなのに、ビクンと腰は跳ねて、甘く痺れた。

 気持ちいい。

 もう、一度触れてしまうと、それまで堪えていた箍が一気に崩れてしまう。

 僕はパジャマのズボンを下着ごと下ろして、少し膨らみ始めた性器に触れた。

「ああっ……」

 僕は小さな声をそっと漏らした。
 
 再び快感が突き抜ける。

 すでに先端は濡れていた。

 軽く握ってスライドさせると、増々ペニスは熱くなった。

「はあっ……あっ……んっ……」

 イイ……気持ちいい……。

 腰が溶けてしまいそうだ。

 次第に手は速度を上げて行く。

「あっ……ふっ……あぁ……」

 ほんの少し前までは、オナニーすらしたことなかった。

 だけど今は……。

「アアッ……イクッ……でる……ンンッ!」

 僕の性器は堪らなく熱くて、突き上げるような衝動に、更に激しく手を動かす。

「アッ……いいっ……アッ……あぁああっ!!」

 手の中に熱いほとばしりを吐き出す。

 頭がクラクラするほどの快感の余韻に僕は浸った。

 ハアハアと忙しなく息を吐き、けだるい疲労感に襲われる。

 僕はティッシュで精子を拭いた。

 呼吸が納まるころには快感も引き、なんともいえない罪悪感が襲う。

 だけど……僕の躯はこれだけで静まってはくれなかった。

 達ったばかりなのに、躯の奥の奥がずくりと疼く。

 足らない……。

 快感が……。

 もっと、もっと、激しく鮮烈な快感を僕は知っている。

 心も躯も無茶苦茶になるよな、洪水のような悦楽を────。

 ダメなのに。
 こんなことしたらダメなのに。

 僕は堪え切れなくて、そろそろと右手をパジャマの上着の中へと忍ばせた。

 胸の小さな突起に触れる。

「あんっ!!」

 触れた場所から快感が突き抜ける。

 こんな小さな粒に触れるだけで、こんなに感じるなんて……。

 それも僕は知らなかったことだ。

 両方の粒を僕は弄った。

「んんっ……あっ……うっ……」

 陶酔するほどの快感が何度も襲う。

 きもち……いい……。

 勝手に腰が淫らに揺れる。それでも僕の手は止まらずに乳首を弄り続けた。

 おっぱいを弄っているだけなのに、再び僕のペニスは熱を帯び始めていた。

 恥ずかしい……。

 だけど、止められない。

「はぁ……んんっ……あんっ……」

 次第に乳首の刺激だけでは物足りなくなっていく。

 でも……。

 あれはダメだ。
 あれだけはダメっ……。

 ダメ……ダメなのに……。

 奥がズクズクと疼いてしょうがない。



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