嫉妬
中年×少年
デート続編/言葉攻め/微スカトロ
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01
真澄の手を引きながら、私は激しく憤っていた。
真澄を痴漢した男も、容易く男に躯を触らせた真澄にも。
そして、一番に腹が立ったのは、真澄が自分のものだと高を括って、呑気に待っていた自分だった。
真澄がどれだけ痴漢に合いやすいか私はちゃんと知っていたはずだった。
それなのに……そんなことすら、すっかり頭が回らないほど浮かれていたのだ。
そんな脳天気な自分がなにより許せなかった。
本当はこのままホテルに直行したかったが、真澄を見たとたんに気が変わった。
ほんのりと頬を染め、潤んだ瞳で見つめる真澄は、どう見ても発情していた。
そうだ、真澄はこんな純情そうな顔をしながら、痴漢に調教された嫌らしい躯をしていたのだ。
目眩がしそうなほどの怒りに我を失いそうになる。
私達は電車に乗り込み、ある駅で降りた。
私達は電車の中でずっと無言だった。私はあまり真澄を見ないようにしていたし、真澄もずっと俯いたままだった。
私の場合は怒りのせいで、なにをしてしまうか分からないからだが、真澄はきっと気まずかっただけだろう。
駅についたとたん、真澄の手を引き公衆トイレに向かった。
そう、そこは私が初めて真澄を犯した場所だった。
私がどこに行くか分ったとたん、真澄は立ち止まった。
繋いだ手が引っ張られるが、気に止めず私はそのまま力づくで引いて歩いた。
真澄が抵抗したのは、それだけだった。
個室の中に入ってすぐ、私は真澄に命令した。
「服を脱ぎなさい」
真澄は動揺した瞳を向けて、今にも泣き出しそうな表情になった。
だが、少し躊躇ったあとに、言う通りにシャツを脱ぐ。
彼の手が止まったのは、ズボンのベルトを外した後だった。
彼の股間が膨らんでいるのは、見ただけで分った。
「どうしたんだい。自分で脱げないというなら、私が脱がそうか?」
真澄は首を振った。
ゆっくりと彼の手がファスナーに掛かる。微かだが、手が震えていた。
彼のグレーのブリーフの中心に、なだらかな丘を作って、そこは淫らな染みになっている。
「真澄のブリーフ濡れてるね。どうしてこんな大きな染みをつくったのかな?」
感情を押さえようとするあまり、まるで教師が生徒を叱りつけるような口調になる。
彼は羞恥で頬を染め、答えたくないと首を振った。
「痴漢に触られて感じたの? こんなにパンツをぐっしょりさせるぐらい気持ち良かった?」
ポトリ……と汚いタイルに雫が落ちた。
ポトポトと次々に濡らしていく。
「ごめ……っ……な……さい……ううっ……」
「真澄、私は謝ってくれとは言っていないよ。痴漢に触られて感じたのかって聞いてるんだ」
自分でも怒りで感情が上手くセーブできなかった。
心の中はめちゃくちゃだった。
真澄が悪いわけじゃないと頭では理解しながらも、私以外の男に触られて、あんないやらしい顔して股間を膨らませていたかと思うと、ドロドロとした黒い感情が吹き出てくるのを止められない。
「ひぃうっ……かっ……感じっ……ました……ひっ……」
私は今なら人が殺せると思った。
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