蜘蛛手
大人×中学生
痴漢,強姦,輪姦
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01
最悪……。
さっきから俺のお尻を誰かが触ってる。
ぎっちりとすし詰め状態の車内じゃ身動き一つできやしない。
去年、父さんが奮起して35年ローンで建てた新居は、お風呂も綺麗で、俺の部屋も出来て嬉しいのだけれど、学校からは遠くなった。
俺としては近くの公立でもいいのだけれど、苦労して受験で受かった私立の名門校を辞めることは、母親が絶対に許さなかった。
まあ、のんびりとした校風や、高校受験をしなくてもいいのはありがたいから、片道1時間半の通学もしょうがないかと思っているのだけど……。
最近、俺を悩ませているのは、この痴漢だった。
最初は女の子と勘違いしているのかと思ったけど、それもニ度、三度とされる度、それが自分を狙っているものだと気がついた。
怖くて時間帯や車両を代えてみたけれど、効果があったのは数日だけだった。
何度か親に相談しようと思ったのだけど、男なのに男の痴漢にあってるなんて恥ずかしくて、今まで言う機会を逃している。
それで毎回時間をづらしているつもりだったのだけれど……。
どうやら今日はハズレだったみたいだ。
ズボンの上から撫でるように触る手の温もりが気持ち悪い。
どうにか躯を捻って、位置を変えようとするが、ほんの少し角度が変わっただけで、痴漢の手は止まらない。
自分が痴漢に合うまでは、たかが尻に触れられただけで女の子が騒ぐなんて大袈裟だって思ってたけど、知らない人に勝手に躯に触れられることが、こんなに不愉快でおぞましいものだなんて知らなかった。
段々と男の手が強く尻の肉を揉む。
ただ肉を揉まれているだけ。
それだけでこんなに気持ち悪いのは、その行為にセクシャルなものを想像させるからだ。
知らない男が自分を性対象と見ているのだと。
だから、怖くて気持ちが悪い。
嫌だ……。
もう、止めて欲しい。
だけど口には言えずに、ただ最悪の気持ちを苦々しく飲み下す。
男の手が尻の谷間へと伸びてきて、なぞるよう行き来する。
ビクッと躯が跳ねた。
神経を逆撫でするような感覚に嫌悪で背筋がゾクゾクする。
尾てい骨から会陰までを指先で何度も撫でられて、そのあまりの不快さに俺は躯が震えるのを止められなかった。
指はやがて肛門の辺りで止まった。
指先が押し込まれ、ヒッと声が出てしまう。
痴漢の行為は最初尻を撫でるだけだったのに、どんどんとエスカレートしてきていた。
指先をグイグイと肛門に押し込めようとする。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ────!
俺は恐怖と嫌悪感でパニックを起こす。
まわりにバレるなんて考える余裕もなかった。
早くこの手から逃れたい一心で懸命に体を動かした。
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